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四天王寺高等学校からの医学部進学

四天王寺中学校・高等学校正門

四天王寺中学校・高等学校正門

四天王寺高等学校は医学部進学に強い高校として知られており、直近5年間(2021年度~2025年度)でも多数の生徒が国公立・私立の医学部医学科に合格しています。各年度ごとの主な合格実績と傾向をまとめました。年度ごとの医学部合格者数と大学名を明示しながら、特徴的な点についても解説します。合格人数には既卒生が含まれています。

R3年度(2021年度)医学部医学科(医医)合格者数

分類大学名合格人数
国立大学京都1
滋賀医科4
山梨1
福井1
三重1
広島1
鳥取6
島根2
香川2
高知2
宮崎1
公立大学大阪市立11
京都府立医科2
奈良県立医科7
和歌山県立医科1
私立大学大阪医科薬科11
関西医科20
兵庫医科12
東北医科薬科1
自治医科1
東京女子医科2
国際医療福祉3
東海1
聖マリアンナ1
金沢医科3
藤田医科1
愛知医科1
川崎医科3
産業医科1
福岡3
久留米1
慶應義塾1
日本1
近畿11
文科省所管外防衛医科大学校1

2021年度は、四天王寺高校から医学部医学科に合格した生徒が非常に多く、国公立・私立合わせて100名以上にのぼりました。国公立では大阪市立大学医学部に11名もの合格者を出し、他にも京都大学医学部に1名、奈良県立医科大学に7名合格しています。私立大学医学部では突出した実績があり、特に関西医科大学に20名、兵庫医科大学に12名、そして当時の大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)に11名が合格しました。これらの実績は、四天王寺高校の医学部進学指導の強さを示すものと言えるでしょう。

R4年度(2022年度)医学部医学科(医医)合格者数

分類大学名合格人数
国立大学京都1
九州1
滋賀医科2
新潟1
広島1
鳥取3
島根2
愛媛2
高知2
熊本1
鹿児島1
琉球1
公立大学京都府立医科3
大阪公立3
奈良県立医科4
和歌山県立医科6
私立大学大阪医科薬科19
関西医科28
兵庫医科11
岩手医科3
国際医療福祉2
埼玉医科3
東京女子医科3
北里1
金沢医科3
藤田医科3
愛知医科4
川崎医科5
自治医科1
産業医科1
慶應義塾1
近畿20
文科省所管外防衛医科大学校2

2022年度は、前年を上回る勢いで医学部合格者を輩出しました。国公立では和歌山県立医科大学に6名、京都府立医科大学に3名など複数の合格者を出しています(前年同様に京都大学医学部にも1名が合格)。私立医学部では引き続き好調で、関西医科大学には28名もの合格者を記録しました。また近畿大学医学部にも20名前後の合格者が出ており、大阪医科薬科大学(旧・大阪医科大学)へは19名が合格しています。兵庫医科大学にも11名が合格しており、私立大医学部の合格者数は前年以上の大きな伸びを見せました。四天王寺高校の医学部進学実績がこの年ピークに達したことが読み取れます。

R5年度(2023年度)医学部医学科(医医)合格者数

分類大学名合格人数
国立大学京都1
滋賀医科1
福井1
山梨1
山口1
鳥取2
島根2
香川2
高知1
鹿児島1
琉球1
公立大学京都府立医科4
大阪公立4
奈良県立医科10
和歌山県立医科5
私立大学大阪医科薬科16
関西医科28
兵庫医科10
東北医科薬科4
自治医科2
順天堂1
東京女子医科1
国際医療福祉1
帝京1
東海1
藤田医科2
愛知医科1
川崎医科3
産業医科1
久留米1
慶應義塾1
近畿12
文科省所管外防衛医科大学校2

2023年度も高い医学部合格実績を維持しましたが、前年度と比べ若干の変化が見られました。国公立では奈良県立医科大学に10名もの合格者を輩出し、この5年間で見ても最大規模の合格者数となりました(前年は4名)。一方、私立医学部では関西医科大学への合格者は28名と前年度と同数を維持し、大阪医科薬科大学も16名が合格しています。兵庫医科大学への合格者は10名で、こちらも引き続き高水準です。その他、東北医科薬科大学に4名、自治医科大学に2名合格するなど、私立大医学部合格者数の合計は約80名台と依然として非常に多い結果でした。前年と比べれば若干の減少はあるものの、依然トップクラスの実績を維持しています。

R6年度(2024年度)医学部医学科(医医)合格者数

分類大学名合格人数
国立大学岐阜1
金沢1
山梨1
三重2
滋賀医科6
広島3
鳥取3
山口1
香川1
徳島2
高知2
宮崎1
公立大学名古屋市立1
京都府立医科2
大阪公立2
奈良県立医科6
和歌山県立医科4
私立大学大阪医科薬科7
関西医科16
兵庫医科18
東北医科薬科1
岩手医科2
埼玉医科1
東京女子医科2
東海5
国際医療福祉2
聖マリアンナ1
金沢医科5
愛知医科8
川崎医科5
福岡3
慶應義塾1
近畿20
文科省所管外防衛医科大学校4

2024年度は、前年度に比べて一部の大学で合格者数が減少したものの、依然として多数の医学部合格者を出しました。国公立では滋賀医科大学に6名もの合格者を輩出しており、地域の国公立医学部への強さも伺えます。私立では関西医科大学への合格者数が16名と前年より減少しましたが、兵庫医科大学には前年を上回る18名が合格しており、大学ごとにばらつきが見られました。大阪医科薬科大学への合格者も7名となり、前年度より減ったものの一定数を確保しています。全体として私立医学部合格者数はやや減少傾向でしたが、それでも各大学にコンスタントに合格者を送り出しています。

R7年度(2025年度)医学部医学科(医医)合格者数

分類大学名合格人数
国立大学京都2
大阪2
神戸1
北海道1
九州1
富山1
福井3
山梨1
三重1
滋賀医科1
鳥取1
徳島4
香川1
高知1
公立大学名古屋市立2
京都府立医科4
大阪公立4
奈良県立医科4
和歌山県立医科7
私立大学大阪医科薬科15
関西医科27
兵庫医科12
岩手医科3
東北医科薬科1
埼玉医科1
国際医療福祉1
帝京2
東海1
東京女子医科1
金沢医科4
藤田医科7
愛知医科7
川崎医科4
久留米2
産業医科2
福岡2
慶應義塾1
日本1
近畿18
文科省所管外防衛医科大学校4

2025年度は再び医学部合格者数が大きく伸び、四天王寺高校の進学実績がさらに際立った年となりました。国公立では難関の京都大学医学部医学科に2名、大阪大学医学部医学科にも2名が合格しており、超難関国立大医学部への合格者が複数出た点が注目されます。地方公立でも和歌山県立医科大学に7名、奈良県立医科大学に4名が合格するなど、安定した実績を示しました。私立大学医学部は合格者総数が再び100名を超え、関西医科大学には27名、大阪医科薬科大学には15名、兵庫医科大学には12名が合格しています。この年、四天王寺高校の私立大医学部医学科合格者数は107名に達し、全国ランキングでも第3位に入る快挙となりました。前年までの反動もあってか複数の大学で合格者数が増加し、同校の医学部進学力の高さを改めて示す結果となりました。

まとめ:近年の傾向と四天王寺高校の強み

直近5年間の結果を振り返ると、四天王寺高校は毎年多数の医学部合格者を安定的に輩出しており、特に私立大学医学部への強さが際立っています。年度によって合格者数の増減や大学別の偏りはあるものの、関西医科大学大阪医科薬科大学兵庫医科大学といった関西の私立医学部では常に上位の合格者数を誇っています。国公立医学部についても、大阪大学・京都大学をはじめ地域の県立医科大学まで幅広く合格者を出しており、2025年度のように難関国立医学部に複数名合格する年も出てきています。

こうした実績は、四天王寺高校の充実した進路指導と生徒の努力の賜物と言えるでしょう。医学部を目指す受験生にとって、先輩たちの合格実績は大きな励みとなります。同校では毎年のように医学部進学者を多数送り出しており、その傾向は今後も続くと期待されます。四天王寺高校は、医学部合格を目指す生徒や保護者にとって非常に心強い選択肢であると言えるでしょう。各年度の結果からも分かる通り、「医学部に強い四天王寺」という評価にふさわしい輝かしい実績が示されています。今後もその伝統と勢いを保ち、さらに多くの医学部合格者が輩出されていくことが期待されます。



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