サイトアイコン 医学部予備校 グリットメディカル

21世紀に誕生した新設医学部の実力とは?東北医科薬科・国際医療福祉大の学費と難易度を徹底比較

国際医療福祉大学成田病院

国際医療福祉大学成田病院

21世紀の日本の医学教育界において、約40年ぶりに新設された2つの医学部について詳しくご紹介します。長らく「医師過剰」を懸念し新設が凍結されていた中、国家的な使命を背負って誕生したのが東北医科薬科大学国際医療福祉大学です。

2026年現在の最新データ(偏差値・学費)を交え、この「新・新新設」2校が日本の医療界にどのようなインパクトを与えているのか、最新の教育体制とともに解説します。

東北医科薬科大学(2016年開設):地域医療の「再生」を担う

東日本大震災の復興、そして東北地方の深刻な医師不足解消という重責を担って誕生した大学です。

【設立の意義と経緯】

2011年の震災後、沿岸部を中心に地域医療が崩壊。その危機を救うため、政府が「1校に限り医学部新設を認める」という特例を出し、旧東北薬科大学を母体として開設されました。「東北の医師は東北で育てる」という理念が根底にあります。

【最新カリキュラムの特徴】

2025年度時点のカリキュラムでは、より早期からの「地域密着」が加速しています。

【最新データ(2026年度入試予想)】

2. 国際医療福祉大学(2017年開設):医療界の「グローバル・インパクト」

千葉県成田市の「国家戦略特区」を活用し、日本の医療を世界へ発信する拠点として誕生しました。

【設立の意義と経緯】

「医療の輸出」と「国際的な医療ハブ」の形成を目的に設置されました。従来の日本の医学教育が抱えていた「鎖国性」を打ち破り、世界基準で活躍できるリーダーの育成を目指しています。

【最新カリキュラムの特徴】

「医学教育の黒船」と呼ばれるにふさわしい、圧倒的な教育環境を誇ります。

【最新データ(2026年度入試予想)】

2校が現在の医療界に与えている影響

この2校の登場は、単なる「大学が増えた」以上の意味を持っています。

① 「100%合格」という実績が証明した教育力

国際医療福祉大学は、2025年の医師国家試験で合格率100%(全国1位)を達成しました。新設校でありながら「教える仕組み」が確立されていることを証明し、既存の伝統校にも教育改革を促す刺激となっています。

② 医学部入試の「二極化」と「流動化」

「地域医療に骨を埋めるなら東北医科薬科」「世界を舞台にするなら国際医療福祉」という明確な選択肢が提示されました。また、国際医療福祉の圧倒的な低学費は、私立医学部全体の学費値下げ競争や、奨学金制度の拡充を引き起こすきっかけとなりました。

③ 「英語で診察できる」若手医師の台頭

国際医療福祉大学の卒業生が現場に出始めたことで、インバウンド対応や国際共同研究に即戦力として貢献できる若手医師が増え始めています。日本の医療の「国際的な質」の底上げが現実のものとなっています。

2大学の比較まとめ

項目東北医科薬科大学国際医療福祉大学
主な使命東北の復興・地域医療の維持医療の国際化・グローバル人材育成
最新偏差値65.0 〜 67.567.5 〜 70.0
学費(6年)約3,700万円(地域枠なら格安)1,850万円(私立最安)
特徴的な学び災害医学、地域滞在型実習英語での講義、海外実習、100%国試パス
キャンパス宮城県仙台市千葉県成田市

結論

東北医科薬科大学は「地に足のついた献身」を、国際医療福祉大学は「ボーダーレスな挑戦」を象徴しています。どちらの大学も、従来の医学部にはなかった「尖った個性」を持っており、これからの日本の医療を多様化・活性化させる力強いエンジンとなっているのは間違いありません。

モバイルバージョンを終了