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【2026年版】最新の専門医人気ランキング!医学部受験生が知っておくべき診療科の現状

内科医イメージ

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日本の医療現場を支える医師の専門分野(診療科)は多岐にわたります。超高齢化社会や「医師の働き方改革」が進む2026年現在、どの診療科にどれくらいの数の医師が従事しているのでしょうか?

厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計」の最新データ(2024年発表・2022年調査分ベース)を元に、現在の日本の医師数ランキングと、その背景にある社会状況を解説します。

日本の医師総数は約34万人を超え、増加傾向にあります。以下は「主たる診療科」として届け出ている医師数のランキングです。

順位診療科推計医師数割合
1位内科約61,500人19.0%
2位外科約27,900人8.6%
3位整形外科約22,500人7.0%
4位小児科約18,000人5.6%
5位精神科約16,400人5.1%
6位眼科約14,400人4.5%
7位産婦人科約11,700人3.6%
8位麻酔科約10,900人3.4%
9位皮膚科約9,600人3.0%
10位耳鼻咽喉科約9,200人2.8%

※厚生労働省「令和4年(2022年)医師・歯科医師・薬剤師統計」参照。数値は概数です。

診療科別の現状と解説:なぜこの順位なのか?

1位:内科(圧倒的な母数と総合力)

内科は全ての医療の基本となるため、圧倒的な1位です。最近では「総合内科」として全体を診る医師のほか、循環器・消化器・呼吸器などへの細分化が進んでいますが、開業医の多くが内科を標榜するため、今後もこの順位は不動でしょう。

2位:外科(「きつい」イメージと専門性のジレンマ)

かつての花形診療科であり、現在も2位を維持していますが、若手医師の確保が課題となっています。長時間労働になりやすい特性から、2024年に本格始動した「医師の働き方改革」の影響を最も強く受けている分野の一つです。

3位:整形外科(高齢化社会のニーズ)

高齢化に伴い、骨粗鬆症や関節痛、脊椎疾患を抱える患者が急増しています。QOL(生活の質)を支える診療科として、また「手術の結果が目に見えやすい」というやりがいから、若手医師からの人気も安定して高いのが特徴です。

5位:精神科(メンタルヘルス意識の高まり)

近年、注目すべきは精神科の伸びです。ストレス社会や認知症患者の増加を背景に需要が高まっており、特にワークライフバランスを重視する医師の間で、当直が比較的少ない、あるいは在宅・クリニックでの需要が高い点から志望者が増えています。

7位・4位:産婦人科・小児科(少子化と偏在問題)

人数自体は上位に入っていますが、以前から「なり手不足」が叫ばれています。特に地方での医師偏在が深刻で、特定の病院に負担が集中する「集約化」が進められているのが現状です。

2026年の注目トピック:美容外科と自由診療の増加

ランキング外ではありますが、近年急速に人数を伸ばしているのが美容外科・美容皮膚科です。保険診療の枠を超え、自由診療を中心とするクリニックが増加。若手医師だけでなく、他科から転科する中堅医師も目立っています。これは「高収入」や「QOLの維持」といった、働き方の多様化を象徴する動きと言えるでしょう。

医師の「数」だけでなく「働き方」に注目

現在の医師数ランキングを見ると、依然として内科や外科が日本の医療を支える大きな柱であることが分かります。しかし、その内訳を見ると、「超高齢化社会への対応」「医師自身の働きやすさ」という2つの軸で、人気科のシフトが起き始めています。

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