近畿大学は、2025年11月の医学部・病院の移転(堺市・泉ヶ丘駅前)に合わせ、2026年4月に16番目の学部となる「看護学部」を開設します。
この新学部の誕生は、単なる学部増設にとどまらず、近畿大学医学部にとって大きな進化のきっかけとなります。今回は、看護学部の誕生が医学部にどのような影響を与えるのか、3つのポイントで解説します。
「チーム医療」教育の圧倒的な深化
現代の医療現場で最も求められているのは、多職種が連携する「チーム医療」です。
看護学部が医学部と同じキャンパス内に存在することで、学生時代から医師と看護師の卵が共に学ぶIPE(多職種連携教育)が可能になります。
- 影響: 医学部生は早期から「看護の視点」を理解し、コミュニケーション力の高い医師へと成長する土壌が整います。
- 相乗効果: 互いの専門性を尊重し合う文化がキャンパス内で育まれ、それが将来の近大病院における質の高いチーム医療へと直結します。
「おおさかメディカルキャンパス」が医療の巨大拠点に
2025年11月に誕生する「おおさかメディカルキャンパス」は、最新鋭の高度救命救急センターやがんセンターを備える、関西屈指の医療拠点です。
ここに看護学部が加わることで、「教育・研究・臨床(病院)」が一体となった巨大なメディカル・エコシステムが完成します。医学部の研究者にとっても、看護の専門知と連携した「ケアの質を高める研究」など、新たな研究領域の拡大が期待できます。
関西圏における「医療系総合大学」としてのブランド力向上
近畿大学はすでに薬学部を有しており、2026年の看護学部誕生によって、「医・薬・看」のメディカル・トライアングルがより強固になります。
2026年、近大医学部は新たなステージへ
2025年の移転と、2026年の看護学部開設。この2段階のステップによって、近大医学部を取り巻く環境は劇的に変化します。看護学部という「最高のパートナー」を同じキャンパスに迎えることで、医学部は「最先端の技術」だけでなく「最高のチーム医療」を実践する場へと進化を遂げるはずです。
