2026年度(令和8年度)の国公立大学医学部入試において、「後期日程」を実施する医学科は全国でわずか13大学となりました。
募集定員が少なく「超難関」と言われる後期試験ですが、最後まで諦めない受験生にとっては最後にして最大のチャンスです。今回は、全13大学の試験日を一覧表にまとめ、各校の特徴を簡潔に解説します。
2026年度の後期試験は、3月12日(木)から開始されます。多くの大学が1日で試験を終えますが、2日間にわたって実施する大学もあるため、宿泊予約などの際は注意が必要です。
目次
実施13大学・試験日一覧
| 地区 | 大学名 | 試験日 | 備考 |
| 東北 | 秋田大学 | 3月12日(木) | |
| 関東 | 千葉大学 | 3月12日(木)・13日(金) | 2日間実施 |
| 東京科学大学 | 3月12日(木)・13日(金) | 旧・東京医科歯科大学 | |
| 北陸・信越 | 福井大学 | 3月12日(木) | |
| 山梨大学 | 3月12日(木)・13日(金) | 募集定員が最多(90名) | |
| 東海 | 浜松医科大学 | 3月12日(木) | |
| 名古屋大学 | 3月12日(木) | ||
| 三重大学 | 3月12日(木) | ||
| 近畿 | 奈良県立医科大学 | 3月12日(木)・13日(金) | 公立大学 |
| 中国 | 山口大学 | 3月12日(木)・13日(金) | |
| 九州・沖縄 | 宮崎大学 | 3月12日(木) | |
| 鹿児島大学 | 3月12日(木) | ||
| 琉球大学 | 3月12日(木) |
注目のトピックと傾向
「東京科学大学」として初の入試
東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し、2024年10月に誕生した「東京科学大学」。旧・医科歯科大学の後期日程を引き継いでいますが、名称変更後も変わらず国内最高峰の激戦が予想されます。
募集定員の多い「山梨大学」と「奈良県立医科大学」
後期日程は数名〜10数名の定員が一般的ですが、山梨大学(90名)と奈良県立医科大学(53名)は例外的に大規模な募集を行います。前期日程で旧帝大などの最難関校を受験した層が全国から集まる「実質的な本番」ともいえる場です。
個別試験の内容に注意
後期試験は、前期のような多科目の筆記試験ではなく、小論文と面接が中心となる大学が多いのが特徴です。
- 筆記あり: 山梨大、奈良県立医大、宮崎大は、英語・数学・理科などの学力試験が課されます。
- 千葉大学: 二次試験が小論文と面接のみですが、その配点が1000点と非常に高いため、数値上は「二次重視型」に見えます。しかし、実際には東大などの最難関層が併願するため、共通テストでも極めて高い得点率(91〜92%以上)が求められる点に注意してください。
- 人物重視: 名古屋大、宮崎大などは、共通テストの得点と面接(口頭試問含む)で合否が決まる傾向にあります。
最後に:受験生へのアドバイス
後期日程の出願期間は、例年1月下旬から2月上旬(共通テスト後)です。前期の合格発表を待ってから考えるのではなく、共通テストの自己採点結果をもとに、あらかじめ戦略を立てておく必要があります。
ポイント:後期日程は「共通テストの配点比率」が非常に高い大学が多いため、まずは自己採点の結果を冷静に分析し、自分の持ち点が有利に働く大学を選び抜きましょう。
