2026年度(令和8年度)入試で昭和医科大学医学部を目指す受験生にとって、キャンパスライフのイメージを具体化することは、モチベーション維持のために非常に重要です。
2025年4月に「昭和大学」から名称を変更した昭和医科大学は、いま大きな転換期を迎えています。特に、2026年度入学者からその恩恵をダイレクトに受けることになる「鷺沼(さぎぬま)キャンパス」の再編を含め、医学部医学科で過ごす濃密な6年間の全貌を解説します。
昭和医科大学は、医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の4学部を擁する、日本を代表する医系総合大学です。2026年度に入学する医学部生は、建学の精神「至誠一貫」に基づき、ステップアップするように3つの拠点を移動しながら医師への道を歩みます。
目次
医学部医学科・6年間のキャンパス・ロードマップ
2026年度入試の合格者が歩むことになる、最新の学年別拠点モデルです。
| 学年 | キャンパス | 所在地 | 学習のフェーズ |
| 1年次 | 富士吉田キャンパス | 山梨県富士吉田市 | 【全学部全寮制】 医療人の基礎と絆を育む |
| 2・3年次 | 鷺沼キャンパス | 神奈川県川崎市 | 【医系教育の核心】 基礎医学と多職種連携 |
| 4〜6年次 | 旗の台キャンパス | 東京都品川区 | 【臨床・国家試験】 附属病院での高度な実習 |
1年次:富士吉田での「全学部全寮制」という原点
昭和医科大学の最大の特徴は、1年次に行われる山梨県・富士吉田キャンパスでの寮生活です。
医学部生だけでなく、歯・薬・保健医療学部の全学生が一つ屋根の下で1年間を過ごします。
- チーム医療の芽生え: 異なる専門職を目指す仲間と寝食を共にすることで、将来のチーム医療に不可欠な「相手の専門性を尊重する姿勢」が自然と身につきます。
- 豊かな自然環境: 富士山の麓という最高の環境で、教養科目や医療倫理の基礎を学びます。
2・3年次:進化を遂げる「鷺沼キャンパス」が学びの舞台に
2026年度入試の受験生が最も注目すべきなのが、この2年生からのステージです。
2027年4月、鷺沼が「メディカル・ハブ」へ
2026年度の入学生が2年生に進級する2027年4月、鷺沼キャンパスは大規模な再編を完了します。これまで各所に分散していた「全学部の2〜3年次」がこのキャンパスに集結します。
- 全学部集結のメリット: 医学部の学生が、日常的に隣の教室で歯学部や薬学部の学生と議論し、共に学ぶ環境が生まれます。
- 最新設備への刷新: 4学部の学生が集う大規模キャンパス化に伴い、講義棟や実習施設、学生食堂などのアメニティもさらに充実します。
- 基礎医学の深化: 解剖学や生理学といった膨大な知識を習得するこの時期に、最新のシミュレーション機器やICTを活用した学習環境が提供されます。
鷺沼キャンパスの基本情報
- アクセス: 東急田園都市線「鷺沼駅」徒歩3分。
- 立地: 渋谷まで直通約20分。都会の利便性と、宮前区の落ち着いた住宅街の静寂が共存する、勉強に集中するには理想的な環境です。
4〜6年次:旗の台キャンパスでの臨床実習と国試対策
医学教育の集大成となる高学年は、品川区にある「旗の台キャンパス」へと移ります。
- 附属病院との連携: 昭和大学病院をはじめとする高度な医療機能を持つ附属病院が隣接。最前線の医療現場でクリニカル・クラークシップ(診療参加型実習)を行います。
- 国家試験へのラストスパート: 6年次には、手厚い国家試験対策カリキュラムが用意されています。同じ鷺沼や富士吉田で絆を深めた仲間と共に、高い合格率を目指します。
なぜ「昭和医科大学」はキャンパスを再編するのか?
2025年の名称変更と、2027年の鷺沼キャンパスへの集約。これらの一連の改革の狙いは明確です。それは「世界基準のチーム医療教育」の確立です。
医療現場が高度化・複雑化するなか、医師一人の力では患者を救うことはできません。
「1年次の全寮制」で築いた絆を、さらに「2・3年次の鷺沼での合同教育」で専門的な連携へと昇華させる。この一貫した流れこそが、他大学にはない昭和医科大学最大の強みとなります。
まとめ:2026年度受験生へのメッセージ
昭和医科大学医学部に入学するということは、単に医学の知識を得るだけでなく、「2027年の新体制・鷺沼キャンパス」の第一期生に近い存在として、日本の医療教育の最先端を体感することを意味します。
富士山の麓での寮生活、鷺沼での多職種連携、そして旗の台での高度臨床実習。このダイナミックな6年間の環境変化は、あなたを「知識だけの医師」ではなく「信頼される医療チームのリーダー」へと成長させてくれるはずです。
