2026年3月6日、弘前大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。昨年度の記録的な志願者増による敬遠心理(隔年現象)が強く働き、今年度は志願者数・倍率ともにここ数年で最も落ち着いた結果となりました。
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
合格発表資料および確定した志願状況に基づくデータは以下の通りです。
- 募集人員: 70名(一般枠50名、青森県定着枠20名)
- 志願者数: 391名(一般枠296名、定着枠95名)
- 合格者数:計70名(PDFより全番号をカウント)
- 一般枠:50名
- 青森県定着枠:20名
- 志願倍率: 5.6倍
- 実質倍率: 約5.6倍(391÷70で算出)
過去3年間の入試結果・倍率比較
昨年度(2025年度)の超激戦から一転し、志願者数が大幅に減少したことがわかります。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 二次受験者 | 合格者数 | 志願倍率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 70名 | 391名 | - | 70名 | 5.6倍 | 5.6倍 |
| 2025年度(昨年) | 70名 | 620名 | 489名 | 71名 | 8.9倍 | 6.9倍 |
| 2024年度(一昨年) | 70名 | 565名 | 480名 | 70名 | 8.1倍 | 6.9倍 |
※2026年度の合格者数はソースより算出。
【分析:志願者の激減と「隔年現象」】
- 志願者の大幅な減少: 昨年度(2025年度)は志願倍率が8.9倍と、全国の国公立医学部の中でも屈指の激戦となりましたが、その反動で今年度は志願者が昨年の620名から391名へと約37%減少しました。これは医学部入試で頻繁に見られる「隔年現象」が顕著に現れた結果といえます。
- 第一段階選抜(足切り)の不実施: 弘前大学では志願倍率が予告基準(一般枠8倍など)を超えた場合に第一段階選抜を実施しますが、今年度は5.6倍に留まったため実施されず、出願者全員に二次試験のチャンスが与えられました。
- 定員通りの選抜: 一般枠50名、青森県定着枠20名と、いずれも募集人員通りの合格者が発表されました。これにより、合格を手にするためのハードルは昨年度よりも大幅に緩和された年となりました。
弘前大学医学部の選抜の特徴
弘前大学の前期日程は、共通テスト1050点、個別試験(数学・英語)600点、面接300点の計1950点満点で判定されます。
- 面接の重要性: 配点300点(全体の約15%)を占める面接試験は、複数の面接官による個別形式で約15分間行われます。
- 適性評価: 募集要項には「面接の評価が著しく低い場合には不合格となることがある」と明記されており、学科試験の点数だけでなく医師としての誠実さや適性が厳格に評価されます。今回合格した70名は、この多角的な評価を突破した精鋭です。
今後の日程
- 合格発表日: 2026年3月6日
- 入学手続締切: 2026年3月15日
志願者数が落ち着いたとはいえ、医学部入試の難易度は依然として高く、厳しい選抜を勝ち抜いて合格を手にされた70名の皆様、本当におめでとうございます。「地域に根ざし、世界へ発信する医師」を目指して、弘前大学で充実した学生生活を送られることを心より祝福いたします。
