2026年3月6日、佐賀大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度は入試制度の変更等の影響もあり、志願者が大幅に増加した中での厳しい選抜となりました。
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
合格発表資料に掲載された医学科の受験番号をカウントした結果、今年度の合格者数は以下の通りとなりました。
- 募集人員: 51名
- 志願者数: 278名
- 合格者数: 55名(PDFに「以上55名」と明記)
- 志願倍率: 5.5倍
- 実質倍率: 5.05倍(志願者278名÷合格者55名で算出)
過去3年間の入試結果・倍率比較
過去2年間(2025年度・2024年度)の確定データと比較すると、今年度の志願者増と競争率の上昇が顕著です。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 51名 | 278名 | - | 55名 | 5.5倍 | 5.05倍 |
| 2025年度(昨年) | 51名 | 238名 | 179名 | 54名 | 4.7倍 | 3.3倍 |
| 2024年度(一昨年) | 51名 | 187名 | 146名 | 54名 | 3.7倍 | 2.7倍 |
※2026年度の数値は公式データに基づく。
【分析:志願者増の背景と激戦化】
- 3年連続の志願者増加: 志願者数は一昨年度の187名から、昨年238名、今年278名と着実に増加しています。志願倍率も 3.7倍 → 4.7倍 → 5.5倍 と推移しており、合格の難易度が年々高まっています。
- 入試科目の変更による影響: 今年度の志願者急増の要因として、理科の指定科目の変更(生物の選択が可能になったこと)が挙げられます。これにより、これまで出願を控えていた生物選択の受験生が流入し、競争を押し上げたと考えられます。
- 安定した合格者数: 募集人員51名に対し、大学側は過去2年間より1名多い55名の合格者を出しました。志願者が急増したものの、大学側は定員を上回る合格者を確保し、適切な選抜を行っています。
佐賀大学医学部の選抜の特徴
佐賀大学の前期日程は、共通テスト640点、個別試験(数学・理科・英語)300点、面接150点の計1090点満点で判定されます。
- 面接の重要性: 配点150点(全体比率 約13.8%)の面接が課されており、段階評価ではなく点数化されるのが特徴です。
- 適性評価: 募集要項には「面接の評価が著しく低い場合は不合格とすることがある」との規定があり、今回合格した55名は高い学力に加え、医師としての適性もしっかりと評価されたことになります。
今後の日程
- 合格発表日: 2026年3月6日
- 入学手続締切: 2026年3月15日
志願倍率5.5倍という、近年にない厳しい壁を突破し、合格を手にされた55名の皆様、本当におめでとうございます。佐賀大学が掲げる「豊かな人間性と高度な専門知識・技能を備えた医療人の育成」に向けた新たな一歩を心より祝福いたします。
