2026年3月7日、群馬大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度の入試は、昨年度の記録的な志願者増から一転し、倍率が急落する結果となりました。
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
合格発表資料に掲載された医学科の合格者数は以下の通りとなりました。
- 募集人員: 65名
- 合格者数:計73名
- 一般枠:65名(資料に「以上65名」と明記)
- 地域医療枠:8名(資料に「以上8名」と明記)
- 志願者数: 182名(一般枠149名、地域医療枠33名)
- 志願倍率: 2.8倍
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)の結果と比較した表は以下の通りです。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 65名 | 182名 | 73名 | 2.8倍 |
| 2025年度(昨年) | 65名 | 374名 | 77名 | 5.8倍 |
| 2024年度(一昨年) | 65名 | 200名 | 73名 | 3.1倍 |
※2026年度の数値は大学公式発表に基づく。
【分析:激しい「隔年現象」と競争の緩和】
- 志願者の急減: 昨年度(2025年度)は志願者が374名、倍率が5.8倍と非常に高い水準でしたが、今年度はその反動(敬遠)により志願者が182名へと半減しました。これにより志願倍率は2.8倍まで低下し、過去3年間で最も低い数値となりました。
- 第一段階選抜(足切り)の不実施: 群馬大学医学部では「志願倍率が募集人員の約3倍を超えた場合」に第一段階選抜を実施する予告があります。今年度は2.8倍に留まったため、足切りは実施されず、出願者全員が二次試験へ進むことができました。
- 合格者の確保: 募集人員65名に対し、最終的に73名が選抜されており、追加合格等を含まない発表時点でも定員を上回る合格者を出しています。
群馬大学医学部の選抜の特徴
群馬大学の前期日程は、共通テスト450点、個別試験(数学・理科・小論文・面接)475点の計925点満点で判定されます。
- 面接と適性評価: 2次試験において面接が点数化(150点)されるほか、小論文(150点)も課されます。面接の評価が著しく低い場合には学科試験の成績に関わらず不合格となる規定があるため、医師としての適性が厳格に問われます。
- 集団討論の実施: 二次試験では、受験生3名、面接官3名による約25分間の集団討論が行われるのが特徴です。論理的思考力やコミュニケーション能力が評価の対象となります。
今後の日程
- 入学手続締切: 2026年3月15日
まとめ: 2026年度の群馬大学医学部入試は、倍率が2.8倍まで下がり、足切りも実施されないという、受験生にとっては例年になくチャンスの広がった年と言えます。この厳しい選抜を突破し、合格を手にされた73名の皆様、本当におめでとうございます。「科学的知、倫理、技能」の3つの面(SES)を備えた医師を目指し、群馬の地での研鑽の日々が実り多きものになることを心より応援しております。
