2026年3月9日、大阪大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度は志願者数が昨年度よりやや減少したものの、予告に基づき共通テストによる「第一段階選抜(足切り)」が実施されるなど、国内最難関校の一つに相応しい厳しい選抜となりました。
目次
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
最新の合格者発表資料 および確定志願状況 に基づく結果は以下の通りです。
- 募集人員: 93名
- 志願者数: 249名
- 合格者数: 96名(資料に「医学科 (96名)」と明記)
- 志願倍率: 2.7倍
第一段階選抜(足切り)の実施状況
今年度の大阪大学医学部医学科(前期日程)では、「第一段階選抜(足切り)」が実施されました。
文部科学省が公表した実施状況資料によると、大阪大学において191名が第一段階選抜により不合格(足切り)となっています。大阪大学では、志願倍率が募集人員の約3倍を超えた場合に共通テストの成績による選抜を行う予告がありますが、今年度は倍率そのものは2.7倍であったものの、大学が設定する共通テストの基準点(概ね900点満点中630点以上など)に達しない志願者がいたため、厳格な選抜が行われたものと考えられます。
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)のデータと比較しました。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 93名 | 249名 | 96名 | 2.7倍 |
| 2025年度(昨年) | 93名 | 269名 | 96名 | 2.9倍 |
| 2024年度(一昨年) | 93名 | 256名 | 94名 | 2.8倍 |
【分析:安定した志願動向と精鋭による争い】
- 倍率の推移: 過去3年間の志願倍率は 2.8倍 → 2.9倍 → 2.7倍 と、極めて安定した推移を見せています。志願者数が大きく変動する「隔年現象」は阪大医学部においては見られず、例年、共通テストで高得点を確保した層によるハイレベルな争いが続いています。
- 合格者数の維持: 募集人員93名に対し、合格者数は例年94名〜96名と、欠員補充等を含めて安定した人数が選抜されています。
大阪大学医学部の選抜の特徴
大阪大学の前期日程は、共通テスト500点、個別試験1000点の計1500点満点で判定されます。
- 個別試験(二次試験)重視: 配点の3分の2が二次試験であり、数学・理科・英語の各250点に加え、面接が250点(全体の約16.7%)という高い比重で課されるのが大きな特徴です。
- 面接評価の厳格さ: 面接の評価が著しく低い場合には、学科試験の成績に関わらず不合格となる規定があります。質問内容も、志望理由だけでなく、「100人の難病患者がいて10人分の特効薬がある場合どうするか」といった倫理的判断を問うものや、将来の研究・臨床への適性を問う多角的な内容となっています。
今後の日程
- 合格発表日: 2026年3月9日
- 入学手続締切: 2026年3月15日
まとめ: 2026年度の大阪大学医学部入試は、足切りによる厳しい絞り込みが行われた後、二次試験でも高い学力と適性を備えた精鋭たちが競い合う年となりました。この最難関の壁を乗り越え、合格を手にされた96名の皆様、本当におめでとうございます。日本、そして世界の医学界をリードする医師・研究者としての第一歩を、心より応援しております。
