2026年3月7日、山形大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度の入試は、記録的な高倍率となった昨年度の反動を受け、志願者数が落ち着きを見せる結果となりました。
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
合格発表資料および確定した志願状況に基づくデータは以下の通りです。
- 募集人員:73名(一般枠65名、地域枠8名)
- 志願者数:275名(一般枠241名、地域枠34名)
- 合格者数:計76名
- 一般枠:68名(資料に「以上68人」と明記)
- 地域枠:8名(資料に「以上8人」と明記)
- 志願倍率:3.8倍
- 実質倍率:約3.6倍(志願者275名÷合格者76名で算出)
2. 過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)の結果と比較しました。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 73名 | 275名 | 76名 | 3.8倍 |
| 2025年度(昨年) | 68名 | 375名 | 70名 | 5.5倍 |
| 2024年度(一昨年) | 68名 | 214名 | 79名 | 3.1倍 |
※2026年度の数値は大学公式発表に基づく。
【分析:激しい「隔年現象」と競争の正常化】
- 志願者の推移: 山形大学医学部では志願者数の増減が交互に起こる「隔年現象」が顕著です。一昨年度(2024年度)は志願倍率3.1倍と低めでしたが、その反動で昨年度(2025年度)は375名が殺到し、5.5倍の激戦となりました。今年度はその敬遠により志願者が275名へと約100名減少し、倍率も3.8倍まで緩和されました。
- 第一段階選抜(足切り)の不実施: 山形大学では「志願倍率が募集人員の約5倍を超えた場合」に第一段階選抜を実施する予告がありますが、今年度は3.8倍に留まったため、昨年度と同様に足切りは実施されませんでした。
- 定員を上回る合格者: 募集人員73名に対し、発表された合格者は計76名(一般枠で3名増)となっており、欠員等を見越した適切な選抜が行われています。
山形大学医学部の選抜の特徴
山形大学の前期日程は、共通テスト950点、個別試験700点の計1650点満点で判定されます。
- 面接の重要性: 二次試験では、学科試験(数学・理科・英語 各200点)に加え、面接(100点)が課されます。
- 面接形式と内容: 受験生1名に対し面接官2名の個別形式で、時間は約5分間と短いのが特徴です。質問内容は、志望理由といった基本事項のほか、「山形県の医療にどう貢献したいか」「ストレス発散法」など多角的に問われます。
- 適性評価: 配点こそ高くありませんが、面接の結果によっては総合得点に関わらず不合格となる可能性があるため、医師としての高い倫理観とコミュニケーション能力が求められます。
今後の日程
- 合格発表日: 2026年3月7日
- 入学手続締切: 2026年3月15日
まとめ: 2026年度の山形大学医学部入試は、昨年の超激戦から一転し、倍率3.8倍という比較的落ち着いた選抜となりました。この厳しい医学部入試を突破し、見事合格を手にされた76名の皆様、本当におめでとうございます。「広い視野を持ち、自ら学び、考え、創造し、それらを生涯にわたって発展させることができる医師」を目指して、山形の地での素晴らしい学生生活を送られることを心より応援しております。
