2026年3月10日、神戸大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度は志願者数が昨年度から減少したため、志願倍率も2倍台後半へと落ち着き、第一段階選抜(足切り)も実施されることなく全員が二次試験に臨める入試となりました。
目次
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
最新の合格発表資料、および確定した志願状況に基づく結果は以下の通りです。
- 募集人員: 93名
- 志願者数: 253名
- 合格者数: 93名(合格発表資料に「以上 93 名」と明記)
- 志願倍率: 約2.7倍(253名÷93名で算出)
- 第一段階選抜(足切り)不合格者数: 0名
第一段階選抜(足切り)の不実施
神戸大学医学部医学科の前期日程では、「志願倍率が約3倍を超えた場合」に大学入学共通テストの成績による第一段階選抜を実施する予告がなされています。
今年度は志願倍率が約2.7倍にとどまり、予告倍率の約3倍を下回ったため、文部科学省の公表資料でも第一段階選抜の不合格者は「0名」と報告されています。出願要件を満たした志願者全員が、個別学力検査(二次試験)へ進むことができました。
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)の入試結果と比較しました。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 93名 | 253名 | - | 93名 | 2.7倍 | - |
| 2025年度(昨年) | 93名 | 299名 | 257名 | 94名 | 3.2倍 | 2.7倍 |
| 2024年度(一昨年) | 93名 | 278名 | 248名 | 93名 | 3.0倍 | 2.7倍 |
※2026年度の志願者数は大学公表データに基づきます。
【分析:志願者の減少と安定した合格者数】
- 志願者の減少: 昨年度(299名)から今年度(253名)にかけて、志願者数が40名以上減少しました。志願倍率も3.2倍から2.7倍へと低下しており、最難関校の中でやや受験生から敬遠される動きがあったと推測されます。
- 非常に厳格な定員管理: 一昨年度が93名、昨年度が94名、そして今年度が93名と、毎年募集人員に極めて忠実な人数の合格者を出しています。定員を大きく上回る合格は出さず、基準を満たした精鋭のみを確実に選抜しています。
神戸大学医学部の選抜と面接の特徴
神戸大学医学部の前期日程は、共通テスト360点(換算)、個別学力検査480点の計840点満点で判定されます。
- 面接試験: 個別試験では、学力試験(英語・数学・理科 各150点)に加えて面接が課されます。面接は、面接官3人に対し受験生1名の個別形式で、約5分間という短い時間で行われます。
- 問われる資質: 過去の出題傾向によれば、「医師の偏在を解決するために何が必要か」「30年後の医療はどうなっていると思うか」「SNSと医療の関係」など、現代医療が直面する社会的な課題に対する見解が問われます。
- 適性評価: 面接は点数化されませんが、総合的な評価により「医師・医学研究者になるのに不適当」と判断された場合は、学科試験の成績にかかわらず不合格となる厳しい基準が設けられています。
今後の日程
- 入学手続締切: 2026年3月15日
まとめ: 2026年度の神戸大学医学部入試は、志願者数が253名に落ち着き足切りなしの選抜となったものの、最終的な合格者は募集人員ぴったりの93名に絞り込まれる厳しい戦いとなりました。この難関を見事突破し、合格を手にされた93名の皆様、本当におめでとうございます。「科学者」としての医療人を育成するというビジョンのもと、先進的な医学教育が受けられる神戸大学で、次代を担う医師・研究者への道を歩み出されることを心より応援しております。
