2026年3月9日、熊本大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度の入試は、募集人員の削減が続く中で志願者数も減少に転じ、昨年度の激戦と比較すると競争率が落ち着く結果となりました。
目次
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
最新の合格者発表資料 および確定した志願状況 に基づくデータは以下の通りです。
- 募集人員: 86名
- 志願者数: 315名
- 合格者数: 92名(資料に「以上 92名」と明記)
- 志願倍率: 3.7倍
- 実質倍率: 約3.4倍(志願者315名÷合格者92名で算出)
第一段階選抜(足切り)の不実施
今年度の熊本大学医学部医学科(前期日程)において、第一段階選抜(足切り)は実施されませんでした。
熊本大学では、志願倍率が募集人員の約4倍を超えた場合に、大学入学共通テストの成績により第一段階選抜を行う予告がありました。今年度は志願倍率が3.7倍に留まり基準を下回ったため、足切りによる絞り込みは行われず、出願者全員が二次試験へ進むことができました。
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)の結果と比較しました。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 志願倍率 | 2段階選抜 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 86名 | 315名 | 92名 | 3.7倍 | 不実施 |
| 2025年度(昨年) | 93名 | 467名 | 93名 | 5.0倍 | 実施 |
| 2024年度(一昨年) | 98名 | 433名 | 98名 | 4.4倍 | 実施 |
※2026年度の数値は大学公式発表に基づく。
【分析:志願動向と選抜の推移】
- 志願者の減少傾向: 過去2年間(2024年度433名、2025年度467名)と比較すると、今年度の志願者は315名へと大幅に減少しました。これは昨年度の志願倍率が5.0倍という高水準に達したことによる「敬遠心理」が働いた結果と考えられます。
- 募集人員の削減: 熊本大学医学部医学科では、前期日程の募集人員が2024年度(98名)から毎年削減され、今年度は86名となりました。定員が絞られる中での倍率低下は、受験生にとっては有利な状況でした。
- 安定した合格者数: 募集人員86名に対し、最終的に92名(6名増)が合格しています。これは、合格ライン上の同点者や今後の欠員補充を見越した調整が行われたものと推察されます。
熊本大学医学部の選抜の特徴
熊本大学の判定は、共通テスト400点(換算)、個別試験(数学・英語・理科 各200点)と面接200点の計1000点満点で行われます。
- 面接の重要性: 二次試験において、面接に配点の20%を占める200点が割り当てられています。
- 資質の評価: 学科試験の成績だけでなく、複数の面接官による評価により、医師としての適性に欠けると判断された場合は不合格となることもある厳格な選抜が行われています。合格した92名は、この厳しい基準を突破した精鋭たちです。
今後の日程
- 入学手続締切: 2026年3月15日
まとめ: 2026年度の熊本大学医学部入試は、志願者が315名となり、足切りなしの3.7倍という、過去3年で最も穏やかな選抜となりました。この難関を突破し、合格を手にされた92名の皆様、本当におめでとうございます。肥後再春館以来の伝統を誇る熊本大学で、次代を担う医師への第一歩を歩み出されることを心より応援しております。