2026年3月9日、大阪公立大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度の入試は、志願者数が昨年度から減少したことで、倍率が3倍を下回る落ち着いた選抜となりました。
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
合格発表資料および確定した入試統計に基づくデータは以下の通りです。
- 募集人員: 76名
- 志願者数: 212名
- 合格者数: 76名(合格発表PDFに「以上 76 名」と明記)
- 志願倍率: 2.8倍
- 第一段階選抜(足切り)不合格者数: 12名
今年度の最終合格者数は募集人員通りの76名となりました。特筆すべきは、志願倍率が2.8倍であったにもかかわらず第一段階選抜が実施され、12名の不合格者が発生した点です。
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)の結果と比較しました。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 76名 | 212名 | 76名 | 2.8倍 |
| 2025年度(昨年) | 75名 | 275名 | 80名 | 3.1倍 |
| 2024年度(一昨年) | 75名 | 249名 | 80名 | 2.7倍 |
※2026年度の数値は大学講師発表に基づく。
【分析:志願動向と「足切り」の基準】
- 志願倍率の推移: 一昨年度(2.7倍)から昨年度(3.1倍)にかけて志願者が急増しましたが、今年度は2.8倍へと落ち着きました。これは昨年度の激戦を敬遠した受験生が一定数いたことによる「隔年現象」に近い動きと考えられます。
- 第一段階選抜の実施状況: 大阪公立大学医学部では、共通テストの成績(900点満点中650点以上など)や志願倍率に基づき第一段階選抜を行う予告があります。今年度は志願倍率そのものは高くありませんでしたが、大学が設定する基準等により12名が二次試験に進めず不合格となっており、高いレベルでの選抜が維持されています。
- 合格者数の絞り込み: 過去2年間は追加合格等を含めて80名の合格者を出していましたが、今年度は募集人員ぴったりの76名となっており、厳格な選抜姿勢がうかがえます。
大阪公立大学医学部の選抜の特徴
大阪公立大学の前期日程は、共通テスト600点、個別学力検査800点、面接100点の計1500点満点で判定されます。
- 面接と適性評価: 二次試験では、学科試験(数学・理科・英語)に加えて面接が課されます。過去の受験生によれば、面接は10分程度行われ、志望理由だけでなく「大阪公立大学を選んだ理由(SSC:スキルシミュレーションセンター以外の理由など)」や「医師としての資質」について深く問われるのが特徴です。
- 求められる資質: 合格された76名は、共通テストと記述試験の高い学力に加え、将来の医療を担う医師としての意欲と適性を認められた精鋭たちです。
今後の日程
- 入学手続締切: 2026年3月15日
まとめ: 2026年度の大阪公立大学医学部入試は、倍率こそ2.8倍に緩和されましたが、足切りが実施されるなど志願段階から厳しい戦いが繰り広げられました。この難関を突破し、合格を手にされた皆様、本当におめでとうございます。「智・仁・勇」の精神のもと、素晴らしい環境で医師への道を歩み出されることを心より応援しております。