2026年3月10日、札幌医科大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。今年度の入試は、志願者数が減少傾向となり、例年と比較して競争率が緩和される結果となりました。
目次
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
最新の合格発表資料および大学公表の出願状況に基づくデータは以下の通りです。
- 募集人員:計75名
- 一般枠:20名
- 札医大卒後研修枠:55名
- 志願者数:計214名
- 一般枠:39名
- 札医大卒後研修枠:175名
- 合格者数:計75名
- 一般枠:16名(資料に「以上16名」と明記)
- 札医大卒後研修枠:59名(資料に「以上59名」と明記)
- 志願倍率:2.9倍(一般枠2.0倍、札医大卒後研修枠3.2倍)
今年度は、一般枠の合格者が募集人員より4名少ない一方、札医大卒後研修枠で4名多く合格者を出しており、合計で定員通りの75名が選抜されました。
第一段階選抜(足切り)の不実施
札幌医科大学では、志願倍率が募集人員の約5倍を超えた場合に、大学入学共通テストの成績による第一段階選抜を行う予告がなされています。今年度は志願倍率が2.9倍に留まったため、文部科学省の公表資料の通り不合格者は「0名」であり、出願者全員が二次試験に進むことができました。
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度の志願・合格データを、過去2年間(2025年度・2024年度)の結果と比較しました。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 75名 | 214名 | - | 75名 | 2.9倍 |
| 2025年度(昨年) | 75名 | 299名 | 251名 | 77名 | 4.0倍 |
| 2024年度(一昨年) | - | 327名 | 279名 | 79名 | 4.1倍(相当) |
※2026年度と2025年度の募集・志願者数・志願倍率は大学公式データに基づく。 ※2025年度の受験者・合格者数、2024年度のデータは資料に基づく。
【分析:志願者の減少と倍率の低下】
- 志願者数の推移: 2024年度の327名から、2025年度は299名、そして今年度は214名と、志願者の減少傾向が続いています。
- 倍率の緩和: 志願者数の減少に伴い、昨年度4.0倍だった志願倍率が今年度は2.9倍まで低下しました。受験生にとっては競争相手が少なく、個別学力検査等で自分の実力を発揮しやすい年であったと言えます。
札幌医科大学医学部の選抜の特徴
札幌医科大学の前期日程は、共通テスト750点、個別学力検査1000点に加え、小論文50点の計1800点満点で判定されます。
- 面接重視の配点: 個別試験1000点のうち、数学(200点)、理科2科目(400点)、英語(200点)に加え、個人面接に200点という高い配点が与えられています。
- 地域医療への意欲: 「進取の精神」と「医学・医療の攻究と地域医療への貢献」を建学の精神に掲げているため、面接では医師・医療人となるための適性や、北海道の地域医療に対する意欲が深く問われます。面接により適性を欠くと判断された場合は、総合得点にかかわらず不合格となる厳しい基準が設けられています。
まとめ
2026年度の札幌医科大学医学部入試は、志願者が減少し、倍率が2.9倍に落ち着いたことで、足切りなしで全員が二次試験に挑戦できる入試となりました。この難関を突破し、合格を手にされた75名の皆様、本当におめでとうございます。北海道の地域医療を支え、国際的な視野も兼ね備えた優れた医師として歩まれることを心より応援しております。