東海地方の医学部受験において、圧倒的な存在感を放つ藤田医科大学。
2026年度入試の合格者データを精査すると、地元の名門校による盤石な強さと、全国のトップ進学校から「併願先・進学先」として選ばれるブランド力の向上が鮮明に浮かび上がりました。
目次
2026年度 合格者数ランキング(1名まで全掲載)
TOP 5:地元・愛知の「圧倒的占有」
| 合格者数 | 高校名(所在地) |
| 49人 | 東海(愛知) |
| 31人 | 南山(愛知) |
| 29人 | 旭丘(愛知) |
| 17人 | 岡崎(愛知)、滝(愛知) |
| 12人 | 名古屋(愛知) |
5名〜9名:東海・四国の有力進学校
- 9人:高田(三重)
- 8人:浜松北(静岡)
- 5人:刈谷(愛知)、時習館(愛知)、千種(愛知)、愛光(愛媛)
3名〜4名:都市圏の有力校が並ぶ
- 4人:岐阜(岐阜)、一宮(愛知)、向陽(愛知)、明和(愛知)、愛知淑徳(愛知)
- 3人:日比谷(東京)、掛川西(静岡)、浜松西(静岡)、浜松日体(静岡)、四日市(三重)、暁(三重)、東山(京都)、四天王寺(大阪)、清風(大阪)、神戸女学院(兵庫)、西大和学園(奈良)、智辯学園和歌山(和歌山)、ノートルダム清心(広島)
2名:広域から優秀層が流入
- 2人:仙台二華(宮城)、千葉・県立(千葉)、九段中教(東京)、攻玉社(東京)、渋谷教育学園渋谷(東京)、東京都市大付(東京)、広尾学園(東京)、藤島(福井)、刈谷北(愛知)、瑞陵(愛知)、西尾(愛知)、愛知(愛知)、洛南(京都)、茨木(大阪)、北野(大阪)、大阪星光学院(大阪)、金蘭千里(大阪)、高槻(大阪)、甲陽学院(兵庫)、雲雀丘学園(兵庫)、六甲学院(兵庫)、奈良(奈良)、米子東(鳥取)、岡山白陵(岡山)、広島学院(広島)、福岡大大濠(福岡)
1名:全国の「超」進学校が集結
合格者1名の顔ぶれを見ると、藤田医科大学がもはや「地域の大学」ではないことが分かります。
- 北海道・東北:札幌南、仙台第一、盛岡第一
- 関東:開成、麻布、武蔵、豊島岡女子学園、都立新宿、都立国立、都立西、千葉東、東邦大付東邦
- 甲信越・北陸:新潟、金沢泉丘、甲府南、藤島
- 中部(愛知・岐阜・三重・静岡):岐阜北、静岡、清水東、沼津東、藤枝東、岡崎北、一宮西、豊田西、豊橋南、松阪、伊勢
- 近畿:膳所、天王寺、四條畷、堀川、灘、帝塚山
- 中国・四国:鳥取西、岡山朝日、丸亀、宇和島東、高知
- 九州:ラ・サール、久留米大付設
2026年度入試の傾向と考察
東海高校「49人」という金字塔
1位の東海高校は、前年度に続き他を寄せ付けない圧倒的な合格者数を叩き出しました。地元の私立医学部最上位層として、藤田医科大学が「最も信頼される進学先」であることが改めて証明されました。また、南山、旭丘、岡崎といった愛知トップ校の合計だけで合格者の大きな割合を占めており、「地元回帰」の傾向も見て取れます。
「1名合格校」に並ぶ日本最高峰の顔ぶれ
特筆すべきは、1名合格のリストです。開成、麻布、灘、ラ・サールといった日本を代表する超エリート校から、札幌南、日比谷、北野、天王寺といった各地の公立トップ校までが網羅されています。これは、藤田医科大学の最新設備や、THE世界大学ランキング等での高い国際的評価が、全国のトップ層にとって「滑り止め」ではなく「積極的に選択する価値のある大学」として定着した結果と言えます。
公立進学校の併願先としての盤石さ
愛知県内の刈谷、時習館、一宮、向陽といった公立勢が上位に食い込んでいるのは、国公立医学部との親和性が高い入試制度や、学費減免制度の充実が影響していると考えられます。地元公立校の生徒にとって、非常に現実的かつ魅力的な選択肢であり続けています。
2027年度受験生へのメッセージ
2026年度の結果は、「地元の盤石な支持」×「全国区のブランド力」という二極化された強さを浮き彫りにしました。
合格者1名の層にこれだけの名門校が並ぶということは、倍率以上の「質の高い戦い」が繰り広げられていることを意味します。地元の受験生は全国のライバルを意識した対策が、そして遠方の受験生は自信を持って挑戦する価値がある、そんなステージへと藤田医科大学は進化しています。
