九州の私立医学部の中でも最古の歴史を誇り、高い臨床能力を育むことで知られる久留米大学医学部。2026年度入試においても、九州近県を中心に全国の進学校から優秀な層が集まりました。ここでは、判明した合格者数データ(2名以上)をもとに、最新の合格者ランキングとその傾向を考察します。
目次
2026年度 久留米大学医学部 合格者数 高校別ランキング
2026年度入試において、2名以上の合格者を輩出した高校は以下の通りです。
| 合格者数 | 高校名(都道府県) |
| 14人 | 福岡大大濠(福岡) |
| 11人 | 青雲(長崎) |
| 10人 | 熊本(熊本) |
| 7人 | 弘学館(佐賀) |
| 5人 | 久留米大付設(福岡)、真和(熊本) |
| 4人 | 広島大付(広島)、明治学園(福岡)、ラ・サール(鹿児島) |
| 3人 | 東筑(福岡)、西南学院(福岡)、昭和薬科大付(沖縄) |
| 2人 | 洛星(京都)、清風南海(大阪)、明星(大阪)、愛光(愛媛)、小倉(福岡)、筑紫丘(福岡)、明善(福岡)、東明館(福岡)、宮崎第一(宮崎)、開邦(沖縄) |
【徹底考察】2026年度入試の傾向と注目ポイント
福岡大大濠が圧巻の首位。地元福岡勢の強さ
今回、14名という圧倒的な数字で首位に立ったのは福岡大大濠高校です。同校は近年、医学部進学実績を急速に伸ばしており、地元私立の最高峰である久留米大学医学部に対して、盤石の対策を講じていることが伺えます。
また、3位の熊本高校(県立)や、東筑、小倉、筑紫丘、明善といった公立の雄も名を連ねており、「私立医学部=私立中高一貫校」という図式だけでなく、地元の超進学公立校からも厚い信頼を得ているのが特徴です。
「九州医学部トライアングル」の存在感
2位の青雲(長崎)、4位の弘学館(佐賀)は、以前から九州の医学部受験において絶大な影響力を持つ学校です。
- 青雲(11人):全寮制で培われる圧倒的な学習量。
- 弘学館(7人):緻密な進路指導による医学部合格力の高さ。
これらの学校にとって、久留米大学医学部は国公立医学部との併願先、あるいは第一志望先として、非常に重要なポジションを占めています。
関西・中四国勢の流入。全国区のブランド力
注目すべきは、九州以外からの合格者です。
- 広島大付(広島):4人
- 洛星(京都)、清風南海(大阪)、明星(大阪):各2人
- 愛光(愛媛):2人
関西圏の超進学校(洛星や清風南海など)からの合格者が複数出ている点は、久留米大学の「私立医大御三家」に次ぐ歴史と伝統、そして臨床研修の充実度が、全国の受験生に評価されている証拠と言えるでしょう。
付設高校との関係性
大学の附設校である久留米大付設(5人)は、例年多くの合格者を出しますが、生徒の多くが九州大学などの旧帝大医学部を目指すため、合格者数は一定数に落ち着く傾向があります。しかし、内部事情を熟知した「身内」の層が一定数確保されている点は、大学の教育レベルを維持する上でも大きな意味を持ちます。
久留米大学医学部合格を勝ち取るためには?
2026年度のランキングを見ると、「地元福岡の私立・公立」と「九州各県の医学部特化型私立」が火花を散らす構図が見えています。また、西日本全体の進学校からもターゲットにされており、依然として高い倍率と難易度が続いています。
受験生へのアドバイス:久留米大学医学部は、記述式の問題や面接での論理性など、一筋縄ではいかない対策が必要です。ランキング上位校がどのような併願パターンを組んでいるのかを分析し、早期からの基礎固めと過去問演習を徹底しましょう。
グリットメディカルでは今後、1名の合格校を含めた詳細データが公表され次第、さらに深い分析を行います。
