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【2026年度入試】全国医学部入試の変更点まとめ|国公立・私立大学別の最新情報

国公立大学医学部

変更点が発表されている大学

旭川医科大学(国立)

  • 後期日程募集を廃止(2024年度後期8名→2025年度以降0名)し、前期日程の募集人員を増加(40名→48名)

札幌医科大学(公立)

  • 推薦入試の日程を前倒し(試験時期を2月上旬から11月下旬に変更)し、ATOP-M枠を廃止 。また、総合型選抜(AO入試)「道民枠」を新設し、前期日程のATOP-M枠を「札医大卒後研修枠」へ名称変更。

山形大学(国立)

  • 後期日程募集を廃止(募集人員15名→0名)

筑波大学(国立)

  • 共通テストの情報科目の配点換算方法を変更。「情報」得点の換算を「75点+得点×0.2」から「50点+得点×0.5」に変更

千葉大学(国立)

  • 2026年度より「千葉県地域枠推薦」(学校推薦型選抜)を新規実施。募集人員2名で、出願資格は「現役または1浪まで」「調査書の評定平均4.3以上(学習成績概評A)」等 。選考は一次:書類審査、二次:面接で行い、最終合否を共通テスト得点で決定します (※出身地域による制限なし)。

京都府立医科大学(公立)

  • 学校推薦型選抜の区分を再編。従来の地域枠推薦を「公募型地域枠」に名称変更し、新たに「公募型一般枠」(募集人員5名以内)を創設 。

奈良県立医科大学(公立)

  • 後期日程試験の第一次選抜通過倍率を緩和(14倍→12倍)

岡山大学(国立)

  • 英語外部検定試験の優遇措置を縮小。指定基準を満たす場合の扱いを変更し、従来は共通テスト英語および個別試験英語を満点換算していたものを、2026年度入試では共通テスト英語のみ満点換算に変更 。

広島大学(国立)

  • 推薦II入試「ふるさと枠」において、応募資格に「広島県地域医療セミナー修了者」であることを追加 。

佐賀大学(国立)

  • 後期日程募集を廃止(募集4名→0名) 。推薦II入試では長崎県枠(1名)を廃止し、一般枠定員を20名→18名に変更 。また前期日程の共通テスト理科科目を拡大し、従来は「物理・化学」の指定だったものを「物理・化学・生物から2科目選択」に変更

長崎大学(国立)

  • 一般入試(前期日程)の定員を削減(76名→66名)し、学校推薦型選抜の定員を増加(15名→25名) 。また、一般前期試験の面接配点を大幅増加(60点→150点)し、推薦入試「ⅡD(研究医枠)」では英語面接を廃止して面接配点を120点→240点に引き上げ 。さらに、推薦出願資格の既卒年数制限も「1浪まで」から「2浪まで」に緩和されています。

変更点未発表の大学

  • ※以下の国公立医学部では現時点で2026年度入試に関する変更は公表されていません(2025年4月現在)。
  • 北海道大学, 弘前大学, 東北大学, 秋田大学, 福島県立医科大学 – 特筆すべき変更点は発表されていません。
  • 東京大学, 東京医科歯科大学(※東京科学大学に改称), 横浜市立大学, 群馬大学, 山梨大学, 新潟大学, 信州大学 – 現時点で入試制度の変更は公表されていません。
  • 金沢大学, 富山大学, 福井大学, 名古屋大学, 岐阜大学, 三重大学, 浜松医科大学 – 入試科目や選抜方式に関する変更発表はありません。
  • 京都大学, 大阪大学, 神戸大学, 滋賀医科大学, 和歌山県立医科大学, 大阪公立大学(医学部) – 現時点で入試変更点の告知はありません。
  • 鳥取大学, 島根大学, 山口大学 – 現時点で変更点の発表はありません。
  • 徳島大学, 香川大学, 愛媛大学, 高知大学 – 現時点で変更点の発表はありません。
  • 熊本大学, 大分大学, 宮崎大学, 鹿児島大学, 琉球大学 – 2026年度入試に関する変更点の発表は確認されていません。

私立大学医学部

変更点が発表されている大学

自治医科大学

  • 一般入試のみで募集してきたが、2026年度から総合型選抜と学校推薦型選抜を導入。富山県・山梨県・山口県・佐賀県の4県で年内実施のAO・推薦枠を設け、例えば富山県は総合型1名+推薦1名、山梨・山口・佐賀各県は総合型2名を募集予定 。各県の年内入試(AO・推薦)と一般入試を合わせた合格者は最大3名までとなり、一部を年内入試で確保した上で残りを一般入試で選抜する形になります 。

昭和大学医学部(昭和医科大学)

  • 学校推薦型選抜(公募制推薦)を新設。募集人員10名で、現役生のみを対象とした公募推薦入試を2026年度より実施予定 。

東京女子医科大学

  • 卒業生子女推薦入試(卒業生の子弟を対象とする推薦)を廃止。代わりに一般公募推薦の募集人員を33名→43名に増やす予定 。

東邦大学

  • 募集人員を変更(医学部医学科:推薦入試〈附属校推薦〉約25名→約20名、一般入試約67名→約70名、統一入試約3名→約5名に変更) 。一般入試では数学の試験時間を90分→80分に短縮し、理科(二科目)の配点を150点→200点に増加 。統一入試では試験科目・配点を変更し、一次試験に基礎学力テスト・英語検定のスコアを各25点加算(英語100点、数学200点→100点、理科300点→200点に調整)し、二次試験は面接50点のみ(数学・理科の試問を廃止)に改めました 。

関西医科大学

  • 地域枠推薦で課していた指定診療業務従事期間を10年間から5年間に短縮 。併せて、臨床研修先や医師不足診療科の指定、奨学金の免除期間など地域枠に関する条件も一部変更しています。

兵庫医科大学

  • 総合型選抜「エキスパート養成入試」を新設(募集人員3名以内) 。

変更点未発表の大学

  • ※以下の私立医学部では2026年度入試に関する主だった変更は公表されていません。
  • 岩手医科大学, 東北医科薬科大学 – 現時点で目立った入試変更点は発表されていません。
  • 慶應義塾大学医学部, 順天堂大学, 東京慈恵会医科大学, 東京医科大学, 帝京大学医学部, 日本大学医学部 – 2026年度に関する入試変更情報は特に公表されていません。
  • 北里大学, 聖マリアンナ医科大学, 獨協医科大学, 埼玉医科大学, 国際医療福祉大学医学部, 東海大学医学部 – 現時点で入試制度の変更は確認されていません。
  • 金沢医科大学, 愛知医科大学, 藤田医科大学 – 入試科目や選抜方式の変更点は公表されていません。
  • 大阪医科薬科大学, 近畿大学医学部 – 現時点で目立った変更は確認されていません。
  • 川崎医科大学 – 2026年度入試の変更点は公表されていません。
  • 福岡大学医学部, 久留米大学医学部, 産業医科大学 – 2026年度に向けた入試変更の発表はありません。
  • 防衛医科大学校(大学校):2026年度入試について大きな変更点の発表はありません。

参考サイト: 各大学公式ウェブサイトほか



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