鳥取大学医学部医学科の一般選抜(前期日程)における面接試験について、実施形式や具体的な内容、対策のポイントをまとめます。
鳥取大学の面接は、配点が100点設定されており、点数化されるだけでなく、医師としての適性を欠くと判断された場合には学力試験の成績に関わらず不合格となる可能性があるため、注意が必要です。
面接の基本形式
- 方式: 個別面接
- 面接官: 2名
- 所要時間: 約10分
- 事前準備: 面接直前の控室で「自己評価シート」の記入(10分間)が求められます。
「自己評価シート」と「質問カード」
鳥取大学の面接には、他大学にはあまり見られない独自の特徴があります。
- 自己評価シートの記入内容:
- 高校時代から本学を受験するまでの活動歴(部活動、ボランティア、留学、資格等から選択し、内容を100字以内で記入)。
- 入学後、大学で学ぶ中で身に付けたい能力(選択肢から優先度の高い上位5つを選択)。
- 今後の自分について(志望学部・学科・専攻のアドミッション・ポリシーを確認した上で、100字以内で記入)。
- 質問カードの導入: 面接室の机の上に「質問カード」が置かれており、それを読んで自分の考えを述べる課題が出されることがあります(例:「鳥取の地域医療に関わる課題とあなたの考える対策」など)。
過去の主な質問内容
「自己評価シート」の内容に基づいた質問や、地域医療に関する考えを問う質問が多く見られます。
- 志望理由・医師像:
- なぜ医師を志望したのか。
- なぜ鳥取大学なのか(地元の大学ではない理由、他の大学との比較など)。
- 理想の医師像(医師にあるべき3つの要素など)。
- 希望する診療科とその理由。
- 地域医療について(重要):
- 鳥取県の地域医療の課題と解決策。
- 将来、鳥取県に残る気はあるか、地元に帰るか。
- へき地に医師が少ない理由、へき地勤務への抵抗感。
- 鳥取と島根で医療の関連があることを知っているか。
- 自己分析・高校生活:
- 自己紹介と自己PR(1分程度)。
- 自分の長所と短所(欠点)。
- 高校時代の部活動、そこでの役割やリーダーシップの経験。
- 大きな挫折や、意見の相違が生じた時にどう対処するか。
- 医療倫理・時事問題:
- 安楽死についての考え。
- 最近気になる医療ニュースとその感想。
- チーム医療とは何か、その中での医師の役割。
- 「寄り添う」とは具体的にどういうことか。
受験生へのアドバイス
- 雰囲気: 面接官はうなずきながら聞いてくれるなど、比較的穏やかで話しやすい雰囲気で行われることが多いようです。
- 地域医療の調査: 鳥取県の医療現状や課題については、事前に調べて自分の考えを整理しておくことが不可欠です。
- 自己評価シートの想定: 当日10分間で記入するため、あらかじめ書く内容(活動歴や入学後の目標など)を準備しておくと余裕を持って臨めます。
- 待ち時間: 順番によっては待ち時間がかなり長くなることがあります。電子機器は使用禁止ですが、印刷したノートや参考書は持ち込み可能なため、対策資料を持参することをお勧めします。
