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2026年度 防衛医科大学校医学科 第1次試験合格者数 都道府県別ランキング

防衛医科大学校医学科(以下、防衛医大)の2026年度入試・第1次試験の合格者が、2025年12月2日に発表されました 。以下、その合格者数ランキングを示します。

都道府県別合格者数ランキング(女子合格者数)

  1. 東京 – 268名 (女子88名)
  2. 大阪 – 92名 (女子40名)
  3. 福岡 – 90名 (女子33名)
  4. 兵庫 – 72名 (女子24名)
  5. 神奈川 – 71名 (女子31名)
  6. 千葉 – 50名 (女子15名)
  7. 愛知 – 48名 (女子10名)
  8. 埼玉 – 44名 (女子14名)
  9. 北海道 – 26名 (女子3名)
  10. 京都 – 24名 (女子7名)
  11. 広島 – 23名 (女子1名)
  12. 和歌山 – 21名 (女子5名)
  13. 鹿児島 – 18名 (女子5名)
  14. 熊本 – 18名 (女子3名)
  15. 岡山 – 15名 (女子4名)
  16. 愛媛 – 15名 (女子5名)
  17. 長崎 – 15名 (女子2名)
  18. 宮城 – 14名 (女子3名)
  19. 奈良 – 13名 (女子5名)
  20. 香川 – 13名 (女子2名)
  21. 茨城 – 11名 (女子1名)
  22. 徳島 – 11名 (女子2名)
  23. 富山 – 10名 (女子2名)
  24. 長野 – 9名 (女子0名)
  25. 栃木 – 8名 (女子2名)
  26. 岐阜 – 7名 (女子1名)
  27. 群馬 – 7名 (女子1名)
  28. 山梨 – 7名 (女子2名)
  29. 宮崎 – 6名 (女子0名)
  30. 滋賀 – 5名 (女子0名)
  31. 山口 – 5名 (女子2名)
  32. 佐賀 – 5名 (女子2名)
  33. 沖縄 – 5名 (女子1名)
  34. 石川 – 4名 (女子0名)
  35. 新潟 – 4名 (女子3名)
  36. 三重 – 3名 (女子0名)
  37. 岩手 – 3名 (女子0名)
  38. 高知 – 3名 (女子0名)
  39. 静岡 – 3名 (女子0名)
  40. 大分 – 3名 (女子0名)
  41. 福島 – 2名 (女子0名)
  42. 鳥取 – 1名 (女子0名)
  43. 島根 – 1名 (女子0名)
  44. 秋田 – 1名 (女子0名)
  45. 青森 – 1名 (女子0名)
  46. 山形 – 0名 (女子0名)
  47. 福井 – 0名 (女子0名)

合格者数ランキングの分析

  • 総合計と女子比率: 全国の一次試験合格者数は合計1,075名で、そのうち女子は319名(約30%)を占めています。女子比率を都道府県別に見ると、新潟県が75.0%(合格者4名中女子3名)と突出して高く、次いで神奈川県43.7%(71名中31名)、大阪府43.5%(92名中40名)などが上位に並んでいます。一方、女子合格者が1人もいなかった県も複数あり、地域ごとに女子比率にはばらつきがあります。
  • 東京が突出: 東京(268名合格、女子88名)の合格者数は群を抜いており全国全体の約25%を東京一都で占めています。これは第2位の大阪(92名)のおよそ3倍という圧倒的な数字です。人口規模の大きさに加え、首都圏の高水準な受験環境や進学校の多さが、東京からの合格者数の多さにつながっていると考えられます。
  • 上位に大都市圏が集中: 第2位の大阪府(92名、女子40名)、第3位の福岡県(90名、女子33名)が続き、次いで兵庫県(72名)神奈川県(71名)と、上位5都府県で全一次合格者の約55%を占めています。大都市圏からの受験者が多いことがうかがえますが、中でも福岡県は合格者数90名で全国3位と目立つ存在です。福岡は人口規模では全国9位程度ですが、合格者数では大阪に匹敵する水準で、地域的な受験熱の高さを示していると言えます。実際、福岡に本拠を置く北九州予備校は今年45名もの一次試験合格者を輩出しており、九州地区における防衛医大人気の一端がうかがえます。
  • 首都圏・関西圏とその他地域の差: 首都圏では東京に加え、神奈川(71名)千葉(50名)埼玉(44名)もトップ10内に入っており、首都圏全体で非常に多くの合格者を出しています。一方で関西圏も大阪兵庫京都(24名)・奈良(13名)などが上位に位置します。中部地方では愛知県(48名)がトップ10入りしています。これら大都市圏と比べると、東北・北陸・中国・四国地方からの合格者数は総じて少なめで、山形県や福井県は合格者0名秋田県・青森県などは各1名にとどまっています。地域によって受験者数そのものの差や、防衛医大志望者の多寡が反映された結果と考えられます。

以上のように、2026年度防衛医大一次試験の合格者数は、東京を筆頭に大都市圏から多く輩出される一方、地方では合格者がごくわずか、ゼロという県も見られるという大きな地域差があります。志望者にとっては、自分の地域での過去の合格者数を知ることで、おおよその競争状況や情報収集の難易度などを把握する手がかりになるでしょう。また女子比率がおおむね3割程度で推移している点から、女子受験生も一定数が合格しているものの、依然として男子が多数を占める状況です。

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