2026年度(令和8年度)大学入学共通テストから、受験生本人が試験実施年度の4月1日から4月30日まで、大学入試センターの出願サイト上のマイページにて自身の公式得点を閲覧できるようになりました。これは昨年度までの制度と比べて大きな変更点です。ここでは従来制度との違い、新しい閲覧制度の意義・利便性、および具体的な確認方法について解説します。
昨年度までの成績通知制度(郵送による開示)
これまで共通テストの得点開示は希望者のみを対象とした申請制でした。受験生は出願時に所定の手続きを行い、「成績通知書の送付を希望する」にチェックを入れて手数料800円を検定料と合わせて納付する必要があり、手続きをした志願者に限り試験後に大学入試センターから公式得点を記載した「成績通知書」が郵送されていました。通知書の発送時期は例年4月上旬(共通テスト実施年度の4月1日以降)で、申請者は4月初旬に順次公式得点を受け取っていました。※出願時に申し込まなかった場合、後から開示を請求することはできず、公式得点は知らされません。
新しい成績閲覧制度の概要(オンライン化)
2026年度共通テストからはオンラインでの得点閲覧サービスが導入されました。出願登録時に「成績閲覧サービス」を希望する旨をチェックして申し込むことで、受験生は公式得点のオンライン閲覧が可能になります。手数料は従来の800円から300円へと値下げされ(検定料に加算して支払い)ました。申込者には試験後に成績通知書の郵送は行われません。代わりに、4月1日(水)10時から4月30日(木)23時59分までの期間中、共通テスト出願サイトのマイページ上で自身の全教科・科目の得点を確認できるようになりました。期間内であれば何度でもログインして点数を閲覧でき、郵送通知に比べて確実かつ迅速に公式得点を受け取れる仕組みです。※このオンライン閲覧サービスも出願時の申込が前提なので、途中から希望の有無を変更することはできません。
新しい制度の意義と利便性
大学入試センターは共通テストのウェブ出願・オンライン手続きへの移行について、「志願者の利便性向上」を重要な目的の一つに挙げています。得点通知のオンライン化によって受験生は公式得点を郵送より早く確実に知ることができ、郵送事故や遅配の心配もありません。さらに期間中であれば繰り返し閲覧できるため、必要に応じて何度でも確認できるという利点があります。手数料も300円と従来より負担が小さくなり、紙の通知書廃止により大学入試センターや学校現場の事務負担軽減にもつながっています。これらの点で、新制度は受験生・保護者双方にとって有意義で利便性の高いものと言えるでしょう。
成績閲覧の方法と注意点
閲覧手順: 成績閲覧サービスを申し込んだ受験生は、試験年度の4月1日になれば共通テスト出願サイトのマイページにログインしてください。マイページ内のメニューにある「成績の閲覧」をクリックすると、受験した全教科・科目の正式な得点が表示されます。このサービスは4月末日まで何度でも利用可能ですが、マイページの利用期限である4月30日23時59分を過ぎると閲覧できなくなります。期間内に忘れず確認し、必要に応じて画面のスクリーンショットを保存・印刷しておくことをお勧めします。なお、成績閲覧を希望していない受験生には公式得点の通知は行われませんのでご注意ください。今回の制度変更に関する詳細は大学入試センターホームページや受験案内書にも記載されています。不明な点があれば大学入試センターの最新発表をご確認ください。