2025年11月、日本の医学教育界に大きなニュースがありました。医師国家試験対策の草分け的オンラインサービスである「medu4(メデュフォー)」が、2028年3月をもって全サービスを終了することを発表しました。
ここでは、公式の発表に基づき、サービス終了に至るスケジュールや現時点での影響について、事実を中心に整理します。
1. 事業終了の発表内容
2025年11月4日、medu4の代表であるDr. 穂澄(ほずみ)氏が自身のSNS(X)および公式サイトにて、事業の幕を閉じる方針を明らかにしました。
medu4は2015年の設立以来、東大医学部出身のDr. 穂澄氏による質の高い講義と、iPadを活用した独自の学習スタイルを提唱し、多くの合格者を輩出してきました。それだけに、今回の発表は現役の医学生のみならず、医療関係者の間でも大きな話題となりました。
2. サービス終了までのタイムライン
発表によると、サービスは段階的に縮小・終了する計画となっています。現在はすでに新規の申し込みが制限されているフェーズにあります。
| 項目 | 日付 | 内容 |
| 新規受付終了 | 2025年12月末 | 新規講座の購入、視聴期限延長の受付を終了(完了済み) |
| 全サービス終了 | 2028年3月末 | サイト閉鎖、すべての動画視聴・機能の停止 |
注意: 2026年2月現在、すでに新しい講座の購入や、既存講座の視聴期限を延ばす手続きは終了しています。現在利用できるのは、2025年末までに購入・更新を済ませたユーザーに限られます。
3. 事業終了の理由について
公式発表において、具体的な事業終了の理由は明示されていません。
Dr. 穂澄氏は自身の投稿において、これまでの利用者への感謝を述べるにとどめており、経営不振や健康上の理由といった直接的な原因については言及を避けています。しかし、一つの時代を築いたサービスが、その頂点に近い状態で幕を引くという選択は、多くの専門家から「一つの時代の区切り」として捉えられています。
4. 既存ユーザーへの対応
現在、medu4の講座を視聴しているユーザーに対しては、以下の運用がなされています。
- 視聴期限: 各ユーザーが購入時に設定された期限、あるいは最終受付までに延長した期限までは、通常通り講義動画の視聴が可能です。
- サポート: 個別の問い合わせについては、medu4アプリ内の問い合わせ窓口を通じて継続して受け付けられています。
- 教材の利用: 2028年3月の完全終了まではプラットフォームが維持されますが、それ以降はすべてのデータにアクセスできなくなるため、各自での学習計画の調整が推奨されています。
まとめ
medu4の事業終了は、これまでの「紙とペン」から「デジタル・タブレット」への学習転換を象徴する草分けサービスの終焉を意味します。2028年春の完全閉鎖まで、残された期間での利用となりますが、現行の利用者にとっては、自身の卒業・国試のタイミングと照らし合わせた計画的な活用が求められます。
今後、他の予備校への移行や、新しい学習プラットフォームの台頭など、医学教育市場の変化にも注視が必要です。
