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医学部合格に向けた模擬試験の効果的な復習方法について

模擬試験を受験したあとには復習することが非常に重要です。以前と比較すると模擬試験も高額ですから、ただ受験して1か月後に返却される個人成績表の素点と、大学別の合格可能性判定だけを見て喜んだり落ち込んだりするだけということにならないように気をつけてください。

以下に、効果的な復習方法をいくつか紹介します。

解答と解説の確認:模擬試験の後は、まず正解と自分の解答を比較し、どの問題を間違えたかを把握します。各問題の解説を読み、間違えた理由や正しい解法を理解するようにします。間違いが多すぎてよくわからないという受験生は、少なくとも知識と解法を区別するようにしてください。知識は知っていなければ解けなかった項目、解法は知識はあったが解き方を理解していなかった項目です。科目別に模擬試験の復習用のまとめノートを作って、知識をまとめたり、解法をまとめたりします。模擬試験の解答解説集にラインマーカーを引くという方法も有効な場合がありますが、ノートは作るだけでなく定期的に見直す必要があります。見直す必要のある項目だけを復習用のまとめノートにまとめてしまった方が、以降の学習を効率的に進めることができます。

間違えた問題の解き直し:間違えた問題は、解説を理解した後、再度解き直してみることが重要です。これにより、同じタイプの問題に再び遭遇したときに正解できるようになるからです。しかし、模擬試験受験の数ヶ月後には、別の模擬試験を受験しているのでその復習で忙しく過去の模擬試験の問題の解き直しまでは手が回らないということが起こり得ます。間違えた問題の解き直しが有効となるのは、どの科目も偏差値65以上を取れるぐらい基礎が十分に確立している受験生に限ると思います。そのような受験生は、自分が志望する大学の過去問を解いたり、解き直しをしたりするために時間を使うのもよいでしょう。

弱点の特定と克服:自分の弱点がどの分野にあるのかを特定することが模擬試験の最も重要な目的です。特定した弱点に対しては、さまざまな教材を用いてその分野を集中的に学習し、知識を強化します。模擬試験は点数に一喜一憂するために受験するのではなく、その時点での弱点を把握することが目的と言えます。発見した弱点を放置するなら、模擬試験を受けた意味は半減してしまいます。発見した弱点を集中的に補強することが、模擬試験受験の効果を高めてくれます。

過去の間違いからの学習:復習用のまとめノートが何冊か作れれば、過去に模擬試験で間違えた問題やテーマを定期的に復習することができます。復習用のまとめノートを見直すことで、同じミスを繰り返さないようにすることができます。また、志望大学の過去問を解き始めると、過去問復習用のまとめノートも作ることになります。模擬試験と過去問の復習用まとめノートは、自分が覚えていなかったことだけをまとめた自分専用のノート、自分がよくしてしまう間違いだけをまとめた自分専用のノートです。これらを定期的に見直すことで、自分の知識に存在している穴や抜けを効果的に埋めることができます。

時間管理の見直し:制限時間内に解けなかった問題があれば、時間配分を見直すことも重要です。どのセクションにどれくらいの時間を割り当てるべきかを再検討し、次回の模擬試験で実践してみます。いつも解答せずに、飛ばしてしまうセクションがあるとするなら基礎学力に問題があります。いつまでも飛ばさずにすむように、次回までには類似問題を演習したり、他のセクションのスピードを上げて解答時間に余裕ができるように取り組んでください。

模擬試験の定期的な受験:定期的に適切なレベルの模擬試験を受けることで、試験形式に慣れ、試験におけるプレッシャーに対処する練習をすることができます。これらのステップを通じて、模擬試験の結果を最大限に活用し、実際の大学入試に向けての準備を進めることができます。

模擬試験は医学部受験において重要なプロセスの一つです。基礎学力を充実させるためにうまく活用できるように学習計画を立ててください。模擬試験を受験して自己採点をし、その結果を見てこのままではマズいと危機感を抱くことは学習の重要なプロセスです。

しかし、ただ焦りだけが大きくなって今後の学習方針がうまく立てられないということでは困ります。医学部受験生にとって時間は有限ですから試行錯誤の余裕があまりないとも言えます。模擬試験を受けて、このままでは医学部受験を諦めないといけないのかとか、どのような計画を立てて学習を進めていけばよいのかと不安になる受験生もいると思います。そのような方は一度グリットメディカルにご相談ください。グリットメディカルではLINEで無料相談を受け付けています。

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