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【防衛医科大学2026年度入試】二次試験・面接対策:面接シート、質問例、留意点を徹底解説!

防衛医科大学校(医学科・一般選抜)の 2026年度入試(二次試験) の日程は、 2025年12月17日(水)~12月19日(金) の間で大学側が指定する日となっています。防衛医科大学校の二次試験における個別面接は、合否を左右する極めて重要なプロセスです。ここでは面接官が確認する視点、よく聞かれる質問、面接シート活用のポイント、そして当日の振る舞いにまで詳しく解説します。

個別面接の構成と面接官の視点

防衛医大の個別面接は、20〜30分間で実施され、複数の面接官と中央の主任面接官が評価します。面接官の主眼は、あなたが将来、自衛官として「仕事を任せられる人物か」を見極める点にあります。

面接官が重視する評価ポイント

面接官は主に以下の5つのポイントを確認します。

  1. 服装・態度:厳粛かつ謙虚で、面接にふさわしい態度か。
  2. 表現力:発言の明確さ、声量、論理的な説明ができるか。
  3. 安定性:冷静沈着で、話が途切れず、一貫性があるか。
  4. 資質:誠実さ、責任感、信頼性、熱意、向上心があるか。
  5. 適応力:顔色や姿勢を含む安定感、臨機応変な対応ができるか。

合格を左右する「面接シート」の重要性

個別面接は、受験者が事前に提出する面接シートに基づいて質問が展開されます。シートの完成度はそのまま面接官の第一印象につながるため、極めて重要です。

面接シートの位置づけ

  • 面接官は、面接の前後や面接中にシートを確認し、質問内容の参考にします。
  • 面接シートの段階で「人物像の仮説」が作られるため、書き方次第で面接の方向性が決まる可能性があります。
  • 自分の良さが自然に伝わるよう、具体的なエピソードを盛り込むことが大切です。

面接シートの主な記入事項

  1. 趣味・特技、スポーツ、課外活動
    • 必ずエピソードを添える。
    • 「自分が果たした役割」「周囲のために行った行動」「苦労や問題をどう克服したか」を記述。
    • 問題解決能力、協調性、献身性が伝わるようにする。
  2. あなたの性格(長所と短所)
    • 長所は具体例と結びつける。
    • 短所は改善の努力を添えると評価されやすい。
  3. 将来の夢(防衛医大との関連)
    • 自衛隊医官として何をしたいか(臨床・研究・部隊勤務・災害派遣・国際貢献・医療行政など)。
    • 医師としてどのように成長したいか、その努力をどう続けるか。
    • 夢は 「自分の理想とする医官像」 と一貫性を持たせることが重要。

面接でよく聞かれる質問内容

質問は志望理由、自衛隊の理解度、部活動・学校生活、性格や価値観、時事問題など多岐にわたります。

質問例(抜粋)

志望動機・医師像

  • どうして防衛医大を志望したか
  • 医師に必要な資質を4〜5個挙げて説明
  • 防衛医大と一般大学医学部の違い
  • 医師と医官の違いとは
  • 防衛医大を知ったきっかけ

自衛隊・集団生活

  • 自衛隊の任務について説明してください
  • 医官としてどのように自衛隊生活を送りたいか
  • 集団生活を円滑にするために必要なルールとは何か

将来展望

  • 将来希望する勤務先や専門
  • 9年間の義務年限についてどう考えるか

その他

  • 自己PR
  • 部活・委員会活動で得た具体的な経験
  • 自己中心的な人への対応方法
  • 国内外の時事問題
  • 医師としての使命感を問う質問 など

面接当日の留意事項と態度

面接では、回答内容だけでなく、姿勢・礼儀・落ち着きも評価対象となります。

服装・容儀

  • 第一印象は非常に重要。
  • 不適切な服装(しわ、汚れた靴、乱れた髪など)は「試験への向き合い方」を疑われる可能性があります。
  • 制服でも私服でも、清潔で端正であること。

明快な応答・落ち着いた態度

  • 質問の意図を正確に理解してから答える。
  • 分からないことは正直に「分かりません」と答えるが、知識不足と見なされないよう、 「現時点では理解が不足していますが、◯◯の観点からこのように考えます」と補足するとよい。
  • 「考えて答える」形式の質問では、まず 「では考えさせていただきます」 と断ってから話し始める。
  • 早口を避け、語尾まで明確に、視線を安定させる。

退室の流れ(礼儀作法)

  1. 「これで終わります」と声がかかったら立ち上がる
  2. 「ありがとうございました」と述べ、一礼(約2秒)
  3. ドア付近まで移動し、中央の試験官に向かって深く一礼
  4. 「失礼しました」と述べる
  5. ドアに背を向けずに開閉し、静かに退室する

受験者の声から分かる傾向とアドバイス

面接を受けた受験者からは、以下のような声が多く寄せられます。

  • 面接官は柔らかい雰囲気で、緊張を解く質問もしてくれる。
  • 防衛医大の制度・医官制度・幹部候補生の理解は必須
  • 面接シートに書いた「アピールポイント」を中心に面接が進むことが多い。
  • 回答が多少ずれても、誠実に向き合えばフォローしてくれる。
  • とにかく 素直・正直・まっすぐに が最も評価される。

以上の点に留意して、自分らしさがアピールできるようにしっかり準備して当日に臨めば必要以上に心配する必要はありません。受験生のみなさんが合格を勝ち取れるように応援しています。

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