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2026年度共通テストの全体像:現役志願率は「44.1%」

大学入試試験会場イメージ

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2026年度(令和8年度)大学入学共通テストの実施結果が大学入試センターより公表されました。ここでは、最新の現役志願率(高校卒業見込み者の出願割合)に焦点を当て、過去5年間の推移と比較しながら、今年の受験動向を分析します。

大学入試センターの最終発表によると、2026年度共通テストの志願者総数は49万6,237人(前年度比1,066人増)となりました。

このうち、今春の高校卒業見込み者(現役生)の志願率は44.1%。昨年度に比べると低下しており、受験生全体の構成に変化が見られたのが今年の特徴です。

主なトピックス

過去5年間のデータ推移(2021年〜2026年)

共通テスト導入以降の現役志願率および志願者数の推移をまとめました。

実施年度現役志願率(%)志願者総数(人)現役占有率(%)
2026年度44.1496,23784.7
2025年度45.4495,17186.0
2024年度45.2491,85685.2
2023年度45.1512,58185.2
2022年度45.1530,36784.7
2021年度44.2535,24584.1

分析:なぜ現役志願率が下がったのか?

2026年度の志願動向には、大きく分けて2つの要因が影響していると考えられます。

「新課程」導入後の反動

2025年度入試は新学習指導要領への移行初年度であり、現役生が「浪人を避けたい(安全志向)」という心理から出願率を押し上げました。2026年度はその反動に加え、前年に安全策をとって志望校を下げた層が、2年目の新課程入試で再挑戦(浪人)を選んだため、既卒生の比率が相対的に高まりました。

少子化の影響と多様化

18歳人口の減少という構造的な要因は続いています。また、年内入試(指定校推薦・総合型選抜)で早期に合格を決める層が増えており、一般入試の「一里塚」である共通テストを回避する現役生が一定数現れている可能性が示唆されます。

2026年度の共通テストは、「現役生の慎重な出願」と「既卒生の再起」が交錯する結果となりました。志願率は低下したものの、実受験率は依然として高く、大学入学における共通テストの重要性は揺らいでいません。

今後、各大学の合格発表を経て、この志願動向が実際の倍率や合格ラインにどう影響したのか、グリットメディカルでは分析を継続します。

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