医学部受験でも活用できることが増えてきた実用英語技能検定(英検)。英検の有効期限については、多くの人が「2年で切れる」と誤解しがちですが、実は「合格した事実」そのものに有効期限はありません。
とはいえ、提出先によっては「取得後2年以内」といった独自のルールがあるため、注意が必要です。この記事では、英検の有効期限の事実と、ケース別の注意点を解説します。
目次
【結論】英検の合格資格は「一生モノ」
まず安心してください。一度合格して手にした「2級」や「準1級」といった合格資格は、履歴書に一生書き続けることができます。 10年前に取った資格であっても、「英検2級 合格」と書いて嘘になることはありません。
しかし、なぜ「2年」という数字がよく飛び交うのでしょうか?
注意!「2年間」と言われる正体はこれ
「英検には期限がある」と言われる理由は、主に以下の2つの仕組みがあるからです。
1. 大学入試や公的機関での「提出期限」
多くの大学入試や奨学金の申請、一部の企業では、「出願(提出)から遡って2年以内に取得したものに限る」という条件を設けています。
- 理由: 英語力は使わないと衰えてしまうため、提出先が「現在の実力」を知りたがっているからです。
- 対策: 志望校や提出先の募集要項を必ずチェックしましょう。
2. 合格証明書の「再発行」期限
合格通知を失くしてしまった場合、英検協会に「合格証明書」の再発行を依頼できますが、この再発行ができる期間が「合格日から2年間」と決まっています。
- それ以降は「合格証明書」ではなく「合格証明資料」という別の書類になります(内容はほぼ同じですが、少し手間がかかる場合があります)。
【用途別】有効期限の目安まとめ
自分がどのケースに当てはまるか、以下の表で確認してみましょう。
| 用途 | 有効期限の目安 | ポイント |
| 就職活動・履歴書 | なし | 基本的に一生有効。ただし、10年以上前だと「今の実力は?」と思われる可能性も。 |
| 大学入試(AO・推薦など) | 2年以内が多い | 募集要項に「〇年〇月以降に受験したもの」と明記されていることがほとんど。 |
| 中学・高校受験 | なし〜3年以内 | 取得時期を問わない学校も多いですが、直近の成績を重視する学校もあります。 |
| 海外留学 | 2年以内 | 英検を認めている海外大学の場合、他試験(IELTS等)と同様に2年を区切りにすることが多いです。 |
まとめ:結局、いつ受け直すべき?
英検に「失効」はありませんが、「その資格を何に使いたいか」によって、受け直しの必要性が変わります。
- 「履歴書の資格欄を埋めたい」なら、昔取った級で十分。
- 「大学入試や留学に使いたい」なら、提出期限から逆算して2年以内に取り直すのがベスト。
- 「今の実力を証明したい」なら、CSEスコア(詳細な成績)が出る最新の形式で再受験するのもアリ。
せっかくの努力が無駄になることはありませんが、必要な時に「期限切れで使えなかった!」とならないよう、早めに募集要項を確認しておきましょう。
