本日(2026年3月5日)、奈良県立医科大学医学部医学科の2026年度(令和8年度)一般選抜(前期日程)の合格発表が行われました。
最新の確定志願状況および合格者数に基づき、個別学力試験(学科試験)を課さない独自形式が導入されてからの3年間の推移と今年度の発表データです。
2026年度(令和8年度)前期日程 入試結果
2026年度の前期日程試験は、以下の結果となりました。
- 募集人員: 22名
- 志願者数: 48名
- 合格者数: 22名(本日発表)
- 実質倍率: 約2.2倍
過去3年間の合格状況・倍率の比較
個別試験で学科試験を廃止し、「共通テスト+面接(+小論文の段階評価)」による選抜となった2024年度以降のデータ比較は以下の通りです。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 22名 | 48名 | 40名台* | 22名 | 2.2倍 | 約2.2倍 |
| 2025年度(昨年) | 22名 | 46名 | 44名 | 22名 | 2.1倍 | 2.0倍 |
| 2024年度(一昨年) | 22名 | 57名 | 44名 | 12名 | 2.6倍 | 3.7倍 |
(*受験者数は志願状況に基づいた推定値です)
3. 今年度の結果の分析
- 定員通りの合格: 新形式初年度の2024年度(一昨年度)には、22名の募集に対し12名しか合格者を出さない「定員割れ」が発生しました。これは「医師としての適性」を欠くと判断された受験生が多かったためですが、昨年度に続き今年も定員通りの22名が合格しており、合格者の質が大学側の求める基準に安定して達していたことが伺えます。
- 志願状況の推移: 志願者数は48名と昨年度の46名から微増しましたが、志願倍率2.2倍は国公立医学部の中では比較的落ち着いた水準です。
- 第1段階選抜(足切り)について: 2026年度は予告通り2月10日に結果が発表されましたが、志願者が予告倍率(15倍)を大きく下回ったため、実質的な絞り込みは行われていません。
奈良県立医科大学 前期日程の特徴
この試験は、2次試験に数学や英語などの学科試験がないのが最大の特徴です。合否は以下の配点で決定されます。
- 大学入学共通テスト: 900点
- 個別試験(面接): 100点
- 個別試験(小論文): 段階評価(判定資料として活用)
共通テストの比率が90%と非常に高いものの、面接や小論文での評価により「医師・医学研究者としての適性に欠ける」と判断された場合は、合計点に関わらず不合格となります。今回の結果は、合格した22名が学力だけでなく、この厳しい適性基準をクリアしたことを示しています。
5. 今後の日程
- 入学手続締切: 2026年3月15日
合格された22名のみなさま、ほんとうにおめでとうございます。学科試験のない特殊な入試形態において、共通テストの高得点と面接での適性評価を見事に両立された結果と言えます。