2026年3月7日、福島県立医科大学は医学部医学科・前期日程の合格者を発表しました。昨年度の低倍率からの反動(隔年現象)が鮮明に現れ、志願者数が大幅に増加。募集人員の減少も重なり、近年稀に見る厳しい選抜となりました。
2026年度(令和8年度)前期日程 合格発表結果
最新の合格発表資料および大学公表の志願状況に基づくデータは以下の通りです。
- 募集人員:計65名
- 一般枠:40名(学校推薦型の充足による変更後)
- 地域枠:25名
- 志願者数:計419名
- 一般枠:326名
- 地域枠:93名
- 合格者数:計65名(資料に明記)
- 一般枠:40名
- 地域枠:25名
- 志願倍率:6.0倍
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)の結果と比較しました。志願者の増減が極めて激しい推移となっています。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 65名 | 419名 | 65名 | 6.0倍 |
| 2025年度(昨年) | 70名 | 192名 | 72名 | 2.7倍 |
| 2024年度(一昨年) | 70名 | 519名 | 78名 | 6.7倍 |
※2026年度の合格者数は大学公式発表に基づく。
【分析:激しい志願動向と「足切り」の実施】
- 顕著な隔年現象:2024年度の6.7倍という高倍率を敬遠した受験生の影響で、昨年度(2025年度)は2.7倍まで倍率が急落しました。しかし、今年度はその「狙い目」を狙った受験生が殺到し、志願者が昨年の2倍以上(192名→419名)に増加しました。
- 第一段階選抜(足切り)の実施:福島県立医科大学では、志願倍率が約4倍を超えた場合に第一段階選抜を実施する予告があります。今年度は6.0倍に達したため、2月11日に選抜が実施され、102名が二次試験に進めず不合格(足切り)となりました。
- 厳格な定員管理:学校推薦型選抜の結果を受け、一般枠の定員が当初の45名から40名へと削減されましたが、発表された合格者数は削減後の定員通りであり、厳格な選抜が行われたことが伺えます。
福島県立医科大学医学部の選抜の特徴
福島県立医科大学の前期日程は、共通テスト700点、個別試験(数学・英語・理科・面接)650点の計1350点満点で判定されます。
- 面接の重要性:2次試験において面接が課され、段階評価が行われます。評価が著しく低い場合には学科試験の成績に関わらず不合格となる規定があり、医師としての適性や「福島への貢献意欲」が厳しく問われます。
- 面接内容:過去の受験生によれば、面接官3名に対し受験生1名の個別形式で約10〜20分行われます。志望理由のほか、「生成AIの利用」「ChatGPTの功罪」といった時事的な問いや、資料の読み取り能力を試されることもあります。
今後の日程
- 合格発表日: 2026年3月7日
- 入学手続締切: 2026年3月15日
まとめ:2026年度の福島県立医科大学医学部入試は、足切りが実施され志願倍率が6倍に達する、過去3年で昨年に次ぐ厳しい競争となりました。この難関を突破し、合格を手にされた65名の皆様、本当におめでとうございます。「らせん型カリキュラム」などの先進的な教育環境を誇る福島県立医科大学で、地域と世界を支える医師への第一歩を歩み出されることを心より応援しております。