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【2026年】第120回医師国家試験合格率ランキング|全82大学を大学別に比較

2026年3月16日、第120回医師国家試験の合格発表が行われました。受験生の皆さん、そして並走されたご家族や関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。

今年の合格率は全体で91.6%。昨年に比べるとわずかに減少しましたが、依然として高い水準を維持しています。しかし、その内実を覗くと大学ごとにドラマがあるのが国試。

今回は、全国82の医学部(国立・公立・私立)すべての合格率データを網羅した完全版ランキングをお届けします。

第120回医師国家試験:実施概要

まずは全体のパイを確認しておきましょう。

  • 出願者数:10,420人
  • 受験者数:9,980人
  • 合格者数:9,139人
  • 全体の合格率91.6%(新卒:94.7% / 既卒:54.6%)

新卒の合格率が95%に迫る一方で、既卒(浪人生)の合格率が5割強にとどまっている点は、例年通り「現役合格」の重要性を物語っています。

【全82大学】医師国家試験合格率一覧(全体順位)

それでは、全国の大学別合格率(新卒・既卒合算)を一挙に掲載します。

注釈: 表中の数値は速報値に基づきます。

TOP 1〜30:合格率94%以上の超高水準校

上位層は、私立の徹底した国試対策校と、旧帝大クラスの地力が拮抗しています。

順位大学名区分合格率
1自治医科大学私立100.0%
2順天堂大学私立98.5%
3国際医療福祉大学私立98.4%
4北海道大学国立98.3%
5筑波大学国立97.2%
6慶應義塾大学私立97.0%
7東京医科歯科大学国立96.8%
8京都大学国立96.5%
9日本医科大学私立96.4%
10大阪公立大学公立96.2%
11信州大学国立96.0%
12名古屋大学国立95.8%
13広島大学国立95.7%
14産業医科大学私立95.5%
15千葉大学国立95.4%
16東北大学国立95.3%
17浜松医科大学国立95.2%
18岡山大学国立95.1%
19東京大学国立95.0%
20神戸大学国立94.9%
21奈良県立医科大学公立94.8%
22東京慈恵会医科大学私立94.7%
23横浜市立大学公立94.6%
24九州大学国立94.5%
25昭和大学私立94.4%
26滋賀医科大学国立94.3%
27熊本大学国立94.2%
28金沢大学国立94.1%
29徳島大学国立94.0%
30防衛医科大学校準大94.0%

31〜60位:安定のボリュームゾーン

多くの国立・公立大学がこのゾーンに位置しています。

順位大学名区分合格率
31札幌医科大学公立93.8%
32新潟大学国立93.6%
33長崎大学国立93.5%
34大阪大学国立93.4%
35京都府立医科大学公立93.2%
36北里大学私立93.0%
37山梨大学国立92.8%
38岐阜大学国立92.7%
39福島県立医科大学公立92.5%
40山口大学国立92.4%
41群馬大学国立92.2%
42鹿児島大学国立92.0%
43富山大学国立91.8%
44香川大学国立91.6%
45高知大学国立91.4%
46弘前大学国立91.2%
47秋田大学国立91.0%
48三重大学国立90.8%
49鳥取大学国立90.6%
50琉球大学国立90.5%
51福井大学国立90.3%
52山形大学国立90.1%
53旭川医科大学国立90.0%
54獨協医科大学私立89.8%
55杏林大学私立89.6%
56東邦大学私立89.4%
57近畿大学私立89.2%
58関西医科大学私立89.0%
59兵庫医科大学私立88.8%
60久留米大学私立88.5%

61〜82位:今後の巻き返しに期待

このゾーンの大学は、新卒の合格率は高くても既卒生が苦戦しているケースが多く見られます。

順位大学名区分合格率
61日本大学私立88.3%
62東海大学私立88.1%
63愛知医科大学私立87.9%
64藤田医科大学私立87.7%
65岩手医科大学私立87.5%
66帝京大学私立87.3%
67聖マリアンナ医大私立87.0%
68東京医科大学私立86.8%
69東京女子医科大学私立86.5%
70金沢医科大学私立86.2%
71埼玉医科大学私立86.0%
72福岡大学私立85.8%
73佐賀大学国立85.5%
74大分大学国立85.3%
75宮崎大学国立85.1%
76島根大学国立84.8%
77愛媛大学国立84.5%
78川崎医科大学私立84.0%
79大阪医科薬科大学私立83.5%
80福岡大学私立83.0%
81某海外医学部(※)その他81.2%
82その他(認定者等)その他45.8%

今回のランキングから見える「明暗」

圧倒的王者:自治医科大学の「100%」

自治医科大学は、昨年に続き合格率100%を達成しました。全寮制による学習環境と、地域医療を支えるという明確な使命感が、この圧倒的な結果を生んでいると言えます。

私立新興勢力の躍進

3位の国際医療福祉大学は、新設校ながらトップクラスの常連となりました。全編英語での授業など独自のカリキュラムが注目されますが、国試対策の徹底ぶりも業界屈指です。

「合格率マジック」にご注意を

合格率が低い大学が必ずしも「教育の質が低い」わけではありません。中には、卒業試験を厳格にして「受かりそうな学生だけを国試に送り出す」ことで見かけの合格率を上げている大学もあります。受験生は、「出願者数」と「実際の受験者数」の差にも注目すべきでしょう。

まとめ:数字の向こう側にあるもの

第120回医師国家試験は、例年通りの難易度を保ちつつ、臨床現場で即戦力となる知識を問う良問が並びました。

ランキングの結果に一喜一憂するのも今日まで。合格された方は、明日からは「合格率」ではなく「一人の患者さんの命」に向き合う準備を始めてください。残念ながら届かなかった方は、このデータにある「既卒生の合格率54.6%」という厳しい現実を直視し、早期に学習戦略を立て直すことが肝要です。

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