2026年3月、福井大学は医学部医学科の一般選抜(前期日程および後期日程)の合格者を発表しました。今年度は前期日程の志願者が昨年度の2倍以上に急増し、前期・後期ともに第一段階選抜(足切り)が実施される厳しい入試となりました。
2026年度(令和8年度)合格発表結果
最新の合格発表資料および確定志願状況に基づくデータは以下の通りです。
【前期日程】
- 募集人員: 55名
- 志願者数: 503名
- 第一段階選抜 不合格者数: 228名
- 第一段階選抜 合格者数: 275名
- 最終合格者数: 55名(合格者受験番号一覧より集計)
- 志願倍率: 9.1倍
【後期日程】
- 募集人員: 25名
- 志願者数: 503名
- 第一段階選抜 不合格者数: 156名
- 第一段階選抜 合格者数: 347名
- 二次試験 受験者数: 50名
- 最終合格者数: 25名
- 志願倍率: 20.1倍
今年度の最終合格者数は、前期日程が募集人員ぴったりの55名、後期日程も募集人員通りの25名となりました。
第一段階選抜(足切り)の実施状況
福井大学医学部医学科では、志願倍率が前期日程で「約5倍」、後期日程で「約7倍」を超えた場合に第一段階選抜を実施する予告がなされていました。
- 前期日程: 志願倍率が9.1倍に達したため予告通り実施され、志願者503名のうち228名が不合格となりました。
- 後期日程: 志願倍率が20.1倍に達したため実施され、志願者503名のうち156名が不合格となりました。
過去3年間の入試結果・倍率比較
確定した2026年度のデータを、過去2年間(2025年度・2024年度)の最終結果と比較しました。
◆前期日程
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 55名 | 503名 | - | 55名 | 9.1倍 | - |
| 2025年度(昨年) | 55名 | 210名 | 174名 | 56名 | 3.8倍 | 3.1倍 |
| 2024年度(一昨年) | 55名 | 262名 | 225名 | 55名 | 4.8倍 | 4.1倍 |
◆後期日程
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度(今年) | 25名 | 503名 | 50名 | 25名 | 20.1倍 | 2.0倍 |
| 2025年度(昨年) | 25名 | 441名 | 81名 | 29名 | 17.6倍 | 2.8倍 |
| 2024年度(一昨年) | 25名 | 589名 | 48名 | 29名 | 23.6倍 | 1.7倍 |
※2026年度の前期志願倍率および後期志願倍率は大学公式発表に基づく。
【分析:前期日程の志願者急増】
- 前期志願者が昨年の2.4倍に: 昨年度(2025年度)の前期日程は志願者が210名まで減少し、比較的穏やかな倍率となっていました。今年度はその反動(隔年現象)により志願者が503名へと急増し、近年稀に見る激戦となりました。
- 厳格な定員管理: 前期・後期ともに、これだけの多くの志願者が集まりましたが、最終合格者数は募集人員通り(前期55名、後期25名)に厳しく絞り込まれました。
福井大学医学部の選抜と面接の特徴
福井大学の二次試験では、学科試験に加えて面接が課されます。
- 面接の形式: 前期日程は面接官3名に対し受験生1名の個別面接で、約10分間行われます。
- 問われる内容: 医師の志望理由や福井大学を選んだ理由はもちろん、「高校時代の部活動や困難だったこと」「能登半島地震を踏まえた救急医療について」など、多角的な視点から医師としての適性や人間性が問われます。
まとめ: 2026年度の福井大学医学部入試は、前期日程における志願者の急増と大規模な第一段階選抜(足切り)の実施により、非常に高い学力が求められる厳しい選抜となりました。この激戦を見事突破し、合格を手にされた計80名の皆様、本当におめでとうございます。充実した教育環境のもと、地域医療から世界まで幅広く活躍できる医師を目指して歩まれることを心より応援しております。