日本の大学入試における最難関中の最難関、東京大学理科III類(理三)。定員わずか約100名のこの枠を巡り、全国のエリート進学校がしのぎを削っています。
今回は、2026年度入試における「東大理三」合格者数の高校別ランキングを速報値としてまとめました。今年の合格実績から見える、医学部受験の最新トレンドを分析します。
目次
東京大学 理科III類(医学部医学科)高校別合格者数ランキング
| 合格者数 | 学校名(所在地) |
| 10人 | 筑波大付駒場(東京)、開成(東京) |
| 8人 | 桜蔭(東京) |
| 7人 | 灘(兵庫) |
| 6人 | ラ・サール(鹿児島) |
| 4人 | 洛南(京都) |
| 3人 | 麻布(東京)、暁星(東京)、聖光学院(神奈川)、東大寺学園(奈良) |
| 2人 | 北嶺(北海道)、渋谷教育学園幕張(千葉)、小石川中教(東京)、浅野(神奈川)、栄光学院(神奈川)、静岡(静岡)、東海(愛知)、久留米大付設(福岡)、青雲(長崎) |
| 1人 | 盛岡第一(岩手)、浦和・県立(埼玉)、本庄東(埼玉)、筑波大付(東京)、開智日本橋学園(東京)、駒場東邦(東京)、白百合学園(東京)、世田谷学園(東京)、桐朋(東京)、豊島岡女子学園(東京)、早稲田(東京)、洗足学園(神奈川)、富山中部(富山)、岡崎(愛知)、津(三重)、高田(三重)、甲陽学院(兵庫)、西大和学園(奈良)、広島大付(広島)、大分上野丘(大分)、大分東明(大分)、宮崎西(宮崎) |
2026年度合格実績の注目ポイント
首都圏「2強」が首位を分け合う
今年のトップは、共に10人を輩出した開成と筑波大付駒場(筑駒)でした。例年、理三合格者数で首位を争う両校ですが、2026年度は同数でのフィニッシュとなっています。首都圏の男子トップ層が理三へ向かう傾向は依然として極めて強いことが分かります。
桜蔭の圧倒的な存在感
女子校では桜蔭が8名と、灘を抑えて単独3位にランクインしました。理三合格者の約1割近くを1校で占めるという、女子医学部受験における圧倒的な強さを改めて見せつける結果となりました。
地方私立・公立校の健闘
トップ層には東京・関西の私立進学校が並びますが、ラ・サール(鹿児島)が6名と、例年通りの高い実績を維持しています。また、静岡(静岡)や盛岡第一(岩手)、県立浦和(埼玉)といった公立の伝統校からも合格者が出ており、地方のトップ層が着実に最難関の壁を突破している点も見逃せません。
合格者の分散傾向
1名合格の学校リストを見ると、全国各地の多様な学校名が並んでいます。これは、特定の進学校に合格者が集中するだけでなく、適切な対策と高い志があれば、どの地域・学校からでも理三合格を狙える時代になっていることを示唆しています。
最難関突破に必要なもの
東大理三の合格者ランキングは、単なる数字の羅列ではなく、最高峰の学力を持つ受験生たちがどこで切磋琢磨しているかを示す指標です。ランキング上位校に共通しているのは、「早期からの理数系対策」と「高いレベルでの情報共有」がある環境です。理三合格を目指す受験生にとっては、これらの学校が持つ「合格のメソッド」をいかに自分自身の学習に取り入れるかが鍵となるでしょう。