昨日、2026年度(令和8年度)奈良県立医科大学 学校推薦型選抜の合格発表が行われました。受験生のみなさん、本当におつかれさまでした。近年、奈良県立医科大学の推薦入試は、全国的にも屈指のハイレベルな争いとなっています。速報データをもとに、昨年度(2025年度)の結果と比較し、今年度の入試傾向を分析・解説します。
今年の医学部医学科の志願状況および倍率を、昨年度の確定データと比較しました。
目次
医学部 医学科
| 区分 | 2026年度(今年) | 2025年度(昨年) | 増減・傾向 |
| 緊急医師確保枠 | 7.8倍 (志願117名) | 7.5倍 (志願112名) | やや微増。依然として超激戦 |
| 地域枠 | 4.7倍 (志願99名) | 5.5倍 (志願121名) | 志願者減により、やや緩和 |
募集人員に若干の変更(地域枠が22名→21名へ)がありましたが、志願者数の動きによって倍率に明暗が分かれました。
今年(2026年度)の傾向と分析
1. 緊急医師確保枠の「高止まり」
昨年の7.5倍からさらに上昇し、7.8倍を記録しました。全国の国公立医学部の推薦入試の中でも、トップクラスの倍率が続いています。「共通テスト重視」へのシフトが定着したことで、高い共テ得点層が推薦に積極的に流れ込んでいる様子がうかがえます。
2. 地域枠の倍率ダウン
昨年度は5.5倍を超え非常に厳しい戦いでしたが、今年は志願者が100名を切り、倍率が4.7倍まで下がりました。前年の高倍率を敬遠した「隔年現象」の影響、あるいは他大学の地域枠との分散が起きた可能性があります。
3. 合格ラインの推移
詳細な合格最低点は後日の公表を待つことになりますが、合格ラインは8割半ば〜9割弱の高い水準での争いになったと推測されます。
来年度(2027年度)を目指す受験生へ
奈良県立医科大学の推薦入試を攻略するには、以下の2点が不可欠です。
- 共通テストで「逃げ切り」を狙う: 最終的な合否は共通テストの得点が大きく左右します。
- 「地域医療」への深い理解: 面接では、奈良県の医療現状や「緊急医師確保」「地域枠」の違いについて鋭く問われます。
合格されたみなさん、本当におめでとうございます!奈良県の、そして日本の医療を支える素晴らしい医師への第一歩ですね。惜しくも今回届かなかった方も、このハイレベルな戦いに挑んだ経験は、2月末の一般入試に向けた大きな武器になるはずです。