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共通テスト後でもまだ間に合う!私立医学部出願可能大学【2026年版】一覧と締切情報

2026年度入試において、共通テスト終了後でも出願に間に合う私立医学部をまとめました 。共通テスト後に志望校を追加検討する受験生や保護者、予備校関係者の参考にしてください。各大学の出願期間(共通テスト後に開始・継続するもの)、試験日程、および試験方式の概要(一般方式・共通テスト利用・小論文・面接の有無など)を紹介します。

関東・首都圏の共通テスト後出願可能な私立医学部

  • 東京慈恵会医科大学(東京) – 出願締切:1月26日必着 (共通テスト後も出願受付あり)。一次試験:2月11日(祝) 、二次試験:2月21日~23日(MMI形式の面接)。試験科目は英語・数学・理科の学科試験で一般方式。二次試験では複数ミニ面接(MMI)を実施 。共通テスト利用入試は行っていません 。
  • 日本医科大学(東京) – 出願締切:1月23日必着 (共通テスト後出願可)。一次試験:2月2日 、二次試験:2月10日または12日(指定日)。学科試験(英語・数学・理科)による一般入試で、二次試験ではグループ討論と個人面接を課します。後期日程もあり、出願期間2月1日~2月19日、一次試験2月28日 。共通テスト利用入試は実施していません 。
  • 日本大学医学部(東京) – 出願期間:1月5日~1月22日(第1期 N方式)および1月5日~2月25日(第2期 N方式)。第1期一次試験:2月1日、第2期一次試験:3月4日。学科試験は全国統一のN方式で実施され、英語・数学・理科の筆記試験+小論文があります。二次試験は面接(医学部第2期は医学部独自の二次試験あり)。共通テスト利用型ではありませんが、第2期入試は共通テスト後まで出願可能で併願戦略に組み込みやすいです。
  • 昭和大学医学部(東京) – 出願締切:1月22日必着 (I期試験)。一次試験:2月6日 、二次試験:2月14日または15日。一般入試(I期)は英数理の筆記試験と面接。II期(後期)入試もあり、出願期間2月2日~2月24日、一次試験3月7日 で実施。いずれも共通テスト成績は利用せず独自試験です 。国公立医学部と出題形式が似ており併願しやすい傾向があります。
  • 東邦大学医学部(東京/千葉) – 出願締切:1月27日必着。一次試験:2月7日 、二次試験:2月15日・16日(指定日)。英語・数学・理科の一般方式。二次試験では個人面接に加えMMI形式の面接を導入しています (複数の質問に短時間で答える面接)。またグループ討論も課され、コミュニケーション能力を見る大学です。共通テスト利用入試(統一入試)は2月21日実施で、出願締切2月13日。
  • 北里大学医学部(神奈川) – 出願締切:1月21日(消印有効)。一次試験:2月3日 、二次試験:2月14日~16日(指定日)。筆記試験(英語・数学・理科)の一般入試と面接を実施。後期入試もあり(出願2月12日~2月18日、試験3月7日)。共通テスト利用は後期で若干名募集があり、一次試験を共通テスト得点で代替し、3月7日に小論文・面接を行います。
  • 帝京大学医学部(東京) – 出願期間:12月18日~1月14日(A日程) ※共通テスト直前まで、2月10日まで(B日程)、3月5日まで(3月試験)と複数日程あり。A日程一次試験:1月22~24日(複数日から選択) 、二次試験:2月5日・6日。B日程一次:2月19日、三月日程一次:3月11日 。いずれも一般方式で学科試験(英数理)と面接。3月実施の試験まであり、共通テスト後でも出願可能です。共通テスト利用入試も併用方式で実施され、2月17日に共テ利用の独自試験(数学・英語)を課します。
  • 聖マリアンナ医科大学(神奈川) – 出願締切:1月21日(書類提出期限1月22日) (前期)。一次試験:2月5日 、二次試験:2月14日・15日。筆記は英語・数学・理科の一般学力試験、二次試験は面接(担当者複数の個人面接)です。後期日程もあり、出願期間2月16日~2月20日、一次試験3月3日、二次試験3月13日。独自の適性テスト(※医学部入学後に行うCBTではなく、思考力を見る小論文等)を課す場合があります。また共通テスト利用入試はありません。聖マリアンナは国公立入試と出題傾向が似ており併願しやすい大学とも言われます。
  • 自治医科大学(栃木) – 出願締切:1月20日(消印有効)。一次試験:1月26・27日 、二次試験:2月4日(面接) 。一次は全国の指定会場で学科試験(英語・数学・理科)を実施し、二次で面接があります 。地域枠に基づく特別な選抜で、都道府県推薦などが絡む点が特徴です。共通テストは利用せず、独自の日程ですが、締切が共通テスト後で間に合います。
  • 獨協医科大学(栃木) – 出願締切:2月3日必着 (前期試験)。一次試験:2月11・12日 (2日間受験可の独自日程)、二次試験:2月21・22日。学科試験は英語・数学・理科の一般方式で、マーク式と記述式併用。面接あり。後期試験も実施(出願2月4日~3月2日、一次試験3月9日) 。共通テスト利用入試は行っていません。
  • 埼玉医科大学(埼玉) – 出願締切:1月26日 (前期)。一次試験:2月8日 、二次試験:2月15日 。学科試験(英語・科学※2科目選択)の一般入試と面接。後期は出願2月2日~2月17日、一次試験2月28日、二次試験3月8日。また共通テスト利用入試(前期・後期)もあり、共通テストの得点で一次選考、二次で面接を行います。共テ利用後期(募集若干名)は3月8日に面接を実施し、出願は1月16日まででした(※共テ後出願ではないが参考)。

関西の共通テスト後出願可能な私立医学部

  • 関西医科大学(大阪) – 前期出願締切:1月15日(共通テスト前に終了)ですが、後期入試があり出願期間2月1日~2月20日 で共通テスト後も出願可能。後期一次試験:3月7日、二次試験:3月17日 一般入試は英語・数学・理科の筆記と面接。共通テスト利用入試(併用方式)も実施しており、前期では共通テスト+小論文・面接、後期では共通テスト+面接で選抜します。定員も私立では最大級で、共テ利用枠だけで27名(前期13・後期2含む)募集します。
  • 近畿大学医学部(大阪) – 前期出願締切:1月16日(共テ前)ですが、中期・後期日程があります。中期出願期間:~1月29日 、一次試験:2月15日(共通テスト併用方式)。後期出願期間:2月2日~2月25日 、一次試験:3月12日。前期は一般入試(学科試験3科目+面接)、中期は大学入学共通テスト利用併用(共通テスト+独自筆記+面接)、後期は共通テスト利用で一次は共テ得点のみ、二次に面接という形式です。共通テスト後に出願可能な日程が複数あり、総募集定員も多いですが、共テ利用枠の募集人数は各回数名と少なめです。
  • 大阪医科薬科大学(大阪) – 出願締切:1月21日(消印有効)(前期)。一次試験:2月10日 、二次試験:2月19日。旧「大阪医科大学」で、2022年度より薬科大と統合。筆記試験(英数理)と面接による一般入試後期試験もあり、出願~2月27日、一次試験3月10日 、二次3月18日。共通テスト利用入試(前期・後期とも実施)では、一次で共通テストの得点を用い、二次試験で小論文・面接を課しています。
  • 兵庫医科大学(兵庫)A日程出願締切:1月19日(消印有効)、一次試験:1月28日 。B日程(後期)は一次試験2月16日で、出願期間は共通テスト後も継続していると予想されます(※公式発表ではB日程の締切要確認)。一般入試はいずれも学科試験(英語・数学・理科)と面接。過去には共通テスト利用後期入試も行われ、2月下旬~3月上旬に出願できるケースがありました。国公立併願者にも取り組みやすい標準的な問題傾向とされています。

その他地域の共通テスト後出願可能な私立医学部

  • 東北医科薬科大学(宮城) – 出願締切:1月31日 (共通テスト利用方式)。一般前期試験は1月上旬締切のため共テ後出願不可ですが、共通テスト利用入試(後期)を実施。一次試験は共通テストの得点で判定し、二次試験(面接)を3月4日に実施。募集定員は5名程度と少ないですが 、共通テストの自己採点結果を踏まえてから出願できるメリットがあります。東北地域の医師確保を目的とする新設医大であり、面接重視です。
  • 金沢医科大学(石川) – 出願締切:1月16日(前期は共テ前に締切)ですが、後期日程があります。後期出願期間:~2月21日、一次試験:3月3日、二次試験:3月11日。一般入試は筆記(英語・数学・理科)と面接。二次試験ではグループ討論を実施し、人間性を見る傾向があります 。共通テスト利用入試はありません。地方の医療貢献を重視しており、後期は地域枠含む募集です。
  • 藤田医科大学(愛知) – 出願締切:1月23日(郵送締切1月26日必着)。一次試験:2月4日 、二次試験:2月12~14日(指定日)。旧藤田保健衛生大。一般入試では学科試験(英語・数学・理科)と小論文、面接を実施。特に二次試験はMMI方式の面接を導入しています。共通テスト利用入試(併用型)もあり、出願締切1月16日で共通テスト後に出願可能です。私立医学部の中では募集定員が比較的多く、共テ利用枠は10名程度設けられています。
  • 久留米大学医学部(福岡) – 前期出願締切:1月9日(共テ前に終了)ですが、後期入試があります。後期出願期間:2月6日~2月25日 、一次試験:3月8日、二次試験:3月16日 。一般入試は英語・理科2科目・数学から成り、面接あり。共通テスト利用入試は実施していません(前期・後期とも独自試験)。国公立医学部との併願対策がしやすい私立として挙がる一校で 、医学部志望者には定評ある出題傾向です。

共通テスト後に出願する際の注意点

1. 入試日程の重複に注意: 私立医学部の一般入試は主に 1月下旬~2月中旬 に集中し、一部は3月中旬まで連日実施されます。大学間で試験日が重複するケースも多いため(例えば2月1日に日本大学医学部と東京女子医大、2月2日に日本医科大と杏林大など)、共通テスト後に出願校を増やす際はスケジュール管理が重要です。試験日が被る大学は併願できないため、共通テスト後に出願可能な大学同士でも日程の確認と取捨選択をしましょう。また一次試験と二次試験の日程両方を確認し、二次試験が他校の一次試験と重ならないかも要チェックです。

2. 共通テスト利用方式の活用: 共通テスト後に出願できる大学には共通テスト利用入試を設けている場合があります。共テ利用入試では大学個別の筆記試験を課さず、共通テストの得点+小論文や面接のみで合否判定する方式が多いです。共テの自己採点結果を見て「思ったより得点できた」と感じた場合、共テ利用枠のある私立医学部(例:東北医科薬科大、近畿大〈中期・後期〉、関西医科大〈後期〉、産業医科大 など)への出願は有効な戦略です。ただし募集人員が極めて少ない(概ね数名程度 )ため競争率は高く、ボーダー得点率も8割前後と難関です 。「共テ利用」の名称でも大学によって併用型(共テ+独自試験)単独型(共テのみ)があるので、要項をよく確認してください。

3. 二次試験(面接・小論文)の有無と形式: 私立医学部はすべて面接試験を課しますが、その形式は大学ごとに様々です。共通テスト後に新規出願する場合、志望校の面接形式も事前に調べましょう。例えば東京慈恵会医大のようにMMI形式(複数の短い面接を連続で行う方式)を採用する大学 や、日本医科大・金沢医科大のようにグループ討論を課す大学もあります。面接や小論文対策は共通テスト後に慌てがちですが、形式に特色がある大学は事前準備が必要です。「面接試験が苦手な方は特殊な形態の大学は避けた方が無難」と言われるほどで 、自信がない場合はオーソドックスな個人面接中心の大学を選ぶのも一策です。小論文についても、課す大学(帝京大や順天堂大B方式など)はテーマの傾向を確認しておきましょう。

4. 合格発表日程と併願戦略: 共通テスト後出願可能な私立医学部は、国公立前期日程(2月下旬)よりも早く合格発表が行われる大学が多いです。一方で入学手続締切は発表から1週間程度と短く、国公立合格発表前に私立の入学金納入期限が来ることもあります。複数の私立医学部に合格した場合、第一志望以外は入学辞退する可能性がありますが、入学金は返還されないため慎重な判断が必要です。共通テスト後に滑り止め校として出願する場合でも、経済的負担と発表時期を踏まえて併願校を選びましょう。一般に、上位校ほど合格発表が遅めで、下位校ほど先に手続締切が来るため、スケジュールを予め想定して出願順を決めておくことも大切です。また繰り上げ合格(補欠合格)の時期も大学によって異なるため、最後まで情報収集を続けてください。

以上のポイントに注意しつつ、私立医学部で共通テスト後に出願可能な大学と試験方式という選択肢を上手に活用すれば、国公立一本からの進路変更や併願による合格可能性アップに繋がるでしょう。共通テスト終了後でも間に合う私立医学部を有効に併願し、2026年度入試を突破してください。各大学の最新の募集要項を必ず確認し、悔いのない出願計画を立てましょう。

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